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Mac Pro、北米・南米向け出荷分のみ米国内で製造 そのほかの国・地域向けモデルは中国で製造か

今月11日に販売が開始された 「Mac Pro (2019)」 。続々と購入者のもとに届き始めているようだが、同デバイスの製造場所は、届く国・地域によって米国と中国に分かれることがわかった。

仏のApple系メディアMacGenerationによると、ヨーロッパに住むユーザーのもとに届いたMac Proは中国で製造されたことを示す刻印がなされていたとのことだ。

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北米・南米以外のユーザーには中国製造モデルが届く模様

Mac Pro (2019) は、当初すべての製造工程を中国国内で行う予定だった。しかし、米国のトランプ大統領が中国からの輸入品に対して関税をかけることを発表したことを受け、AppleはMac Pro (2019) の製造を米オースティンで行うことを発表。オースティンは先代のMac Proを製造していた場所で、今年11月には同地に新しいキャンパスを作り、拠点能力を高める予定であることを発表していた。

しかし、Appleはこの発表の際、オースティンで製造されるMac Proは中国への追加関税の影響を受けるアメリカやカナダ、メキシコ、南米だけに出荷されることを示唆していた。これはおそらく追加関税の影響を回避するためだ。

実際、MacGenerationの報告から北南米以外のユーザーに対しては中国で製造したモデルを出荷していることが明らかになっている。おそらく日本のユーザーにも中国で製造したモデルが届くのではないだろうか。


Mac Pro (2019) は、歴代Macシリーズの中で過去最高性能を持つプロ向け端末。最大28コアのIntel Xeonプロセッサが搭載され、GPUはRadeon Pro 580XからRadeon Vega Pro IIまで選択可能。2台連結させることができる独自のMPXモジュールの採用により、最大4つのGPUを搭載。メモリ容量は最大1.5TBで、8つのPCI Expressスロットを搭載する。

Pro Display XDRはApple純正の32インチ型6Kディスプレイ。画面解像度は6,016×3,384ピクセル(画面比率16:9)で、32インチのミドルサイズの画面ながらRetina(網膜限界)の綺麗な描画をサポートする。さらにバックライトシステムの改良により、iMac Pro以上に高い発色が可能になり、従来のHDRを超える完全なるHDR (Extreme Dynamic Range) を表現できるようになった。

両デバイスはApple公式サイトで購入可能だ。価格はMac Proが599,800円(税別)から、Pro Display XDRが529,800円(税別)からとなっている。

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