現在、世界的に猛威を振るっているCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)の影響で、リモートワークを導入する企業が徐々に増えている。中には、会社からの突然の通達でリモートワークに切り替えられ、十分な準備ができないままありあわせの機材でリモートワークを行なっている人もいるのではないだろうか。
この新型コロナウイルスの影響がここ1〜2週間程度で収まるのであればそれでなんとかやり過ごせるかもしれないが、実際は日に日に感染者が増していて、どうにも収束の気配が見えてこない。普段どおり出勤できるようになるのがいつになるのか分からない現状を踏まえて、思い切ってリモートワークに適したデバイスを購入するというのはどうだろうか。
筆者はApple製品が好きなので、普段からMacを利用している。しかも、記事の執筆など自宅で作業することも多いこともあり、当記事では(筆者のこれまでの経験をもとに)どのMacがリモートワークに適しているのかをオススメ順にご紹介したいと思う。
ちなみに下記でオススメするMacは、コロナウイルス収束後にも活用できるものをなるべく選んでみたつもりなので、ぜひ参考にして自身に最適なMacを見つけていただきたい。
リモートワークにオススメなMac
1位:MacBook Air
2位:MacBook Pro
3位:Mac mini
4位:iMac
5位:iMac Pro
1位 MacBook Air
まずは勿体ぶらず、筆者がリモートワークに最適だと思っているデバイスを紹介したい。第1位は先月末に発売したばかりの新型MacBook Air(2020)だ。
同モデルをオススメする理由は、価格と性能のバランスが良く、持ち運びしやすいこと。新プロセッサが搭載されたことで性能がMacBook Proに迫るレベルになったこともあり、表計算ソフトやビデオ通話などの軽い作業であれば以前にも増して快適にこなすことができるようになった。
ストレージ容量も最少で256GBとそれなりであるにもかかわらず、104,800円(税別)〜とApple製品らしからぬお手頃価格で、購入のハードルが低いのもグッド。ラップトップ型のMacの中でもっともコンパクト&軽量であるため、持ち運びにも優れているなどの利点もある。
MacBook Airは今回の新型コロナウイルス感染防止のためのリモートワークで使うことを前提とし、さらに収束後も自宅でちょっとした作業に使いたい、そんな方にオススメだ。
MacBook Air(2020)に関しては当サイトでレビュー記事を公開しているので、詳細について知りたい方はぜひこちらの記事を読んでいただきたい。
2位 MacBook Pro
次にオススメなのがMacBook Pro。MacBook ProはMacBook Airより性能が高く、画像・動画編集などの比較的ヘビーな作業もこなすことができるのが特徴。また、MacBook Airよりは重量が重くなってしまうが持ち運びできることから据え置き型のMacに比べてどこでも使える”自由さ”が利点だ。
価格が少し高めになってしまうため、MacBook Airよりはオススメ度は下がってしまうのだが、MacBook Airでは性能が足りないという方はこちらを購入すべき。特にデザイナーやイラストレーターの方などグラフィック性能を必要とする仕事をしている場合はMacBook Proの購入を強くオススメする。
MacBook Proは13インチモデルと16インチモデルの2種類が存在し、両者の間には性能差が設けられているため、両モデルについて詳しく知りたい場合は以下のレビューや比較記事を参考にしていただきたい。
3位 Mac mini
ラップトップ端末のように持ち運ぶ必要性を感じないという方には据え置き型のMacがオススメだ。据え置き型のMacはiMac、iMac Pro、Mac mini、Mac Proの4種類が存在するが、そのうちライトな作業をメインとする場合はMac miniがオススメだ。
Mac miniは性能が抑えられていることもあり、比較的エントリーモデルという立ち位置の製品だが、カスタマイズの幅が意外と広いため、自分の使い方に合わせてスペックを自由に変更することができるという利点がある。
Mac miniを使うには映像を出力するためのディスプレイが必要になるものの、すでにディスプレイを持っている方や家のテレビをディスプレイ代わりに使える方は、Mac miniを購入することでMacBook AirやMacBook Proよりも導入コストを安く済ませることが可能だ。
今後も積極的に使っていくなら、それなりのスペックのものを購入しておけばしばらくは使い続けることができるはずだ。本体サイズも小さく作業用デスクを広く使うことができるため、リモートワークなど関係なしにはじめてのMacとしてもオススメだ。
4位 iMac
「ラップトップ型デバイスである必要がない」 もしくは 「デスクトップ端末の方が好き」 という方で、映像出力ができるディスプレイを持っていない場合はディスプレイ一体型のiMacの購入がオススメだ。
iMacは据え置き型Macの中で最も性能とコストのバランスに優れた製品のひとつ。プロセッサ・グラフィックの性能もそれなりに高いためオールラウンダーとして知られる。購入時のCTOオプションでプロセッサ・メモリ・グラフィックカードを強化することで美麗な3Dゲームなども遊べるほどのハイスペックに仕上げることもできるため、今回のリモートワークのためとしてだけではなく、プライベートでガッツリ使っていきたい方にオススメできる。
iMacには4Kモデルと5Kモデルの2種類が用意されており、ディスプレイの大きさは4Kモデルが21.5インチ、5Kモデルが27インチとなっている。本体サイズの違いはもちろん、購入後のメモリ増設が5Kモデルはできるが4Kモデルはできないなどいくらか違いがあるため、どちらを購入するかはぜひそれなりに悩んでいただきたい。もし4Kモデルを購入するのであれば、メモリ容量の選択は慎重に。
ちなみに、筆者がメイン機として使っているのはこのiMacの5Kモデル。筆者の完全なる好みでオススメするのであれば本当はiMacを1位に選びたかったのだが、コストや持ち運び性能を考慮した結果、残念ながら4位になってしまった。
当サイトではレビューやメモリの増設方法など複数の記事を公開しているので、購入を検討する方はぜひ参考にしていただきたい。
5位 iMac Pro
iMacではスペックが足りないという方は、上位のプロモデルにあたるiMac Proを購入するべきだろう。本体サイズはiMacの5Kモデルとほぼ同じだが、プロセッサやグラフィックなど中身は完全にプロ用のものが詰め込まれている。
価格もiMacとは比べものにならないほどで、最安でも558,800円(税別)からとなっている。購入ハードルはiMacよりはるかに高いが、超ヘビーな高負荷処理もラクラクこなすモンスター級スペックなので、基本的には何をやらせても困ることはないだろう。
ただしiMac Proは高度な映像制作ができるレベルの製品となっているため、購入する際には本当にこれほどのスペックが必要かどうかしっかり考えて購入するべき。筆者としては、一般ユーザーであればiMac 5Kモデルで十分こと足りると思っているので、悩んだ場合はまずこちらのiMac(5Kモデル)のレビュー記事をご覧いただき、同モデルでどんな作業ができるのかを確認していただきたい。
まとめ
今回はリモートワーク・テレワークでオススメなMac 5選を紹介した。本当は新型コロナウイルスの感染拡大がなければもっと違う形でこれらのMacを紹介できたのだが、先日リモートワークにオススメなMacに関する質問が筆者のもとに複数届いたため今回は急遽こういった記事をお届けした。もし参考になれば幸いだ。
ちなみにこれからリモートワーク・テレワークを始めようとしている方には、別途イヤホンやヘッドホンを購入することもオススメしたい。一人暮らしなど静かな環境で作業できる場合には無用なものかもしれないが、自宅にお子さんがいたり自宅近くを電車が通っていたりと周囲の雑音が気になる場合にはこういったデバイスがあると便利なはずだ。
特にオススメしたいのは雑音を強制的にシャットアウトできるノイズキャンセリング型のイヤホン・ヘッドホン。ヘッドホンで言えばBose Quiet Comfort 35 IIやNoise Cancelling Headphones 700、Beats Studio3 Wireless、Beats Solo Proがオススメ、イヤホンでいえばAirPods ProやWF-1000XM3などが良いのではないだろうか。
Beats Solo ProとAirPods Proについては当サイトでレビューをしているため、是非ご覧いただきたい。また、AirPods Proについてはこれまで品薄が継続していたが、最近になってようやく出荷が追いついてきたようで、注文から数日でゲットできるようになった。これまでAirPods Proの注文を躊躇っていた方、ぜひ注文してみてはどうだろうか。
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