Lenovo「Legion Go 2」発表。Ryzen Z2 Extreme搭載でパワーアップしたポータブルゲーミングPC

Lenovoは9月5日、独ベルリンで開催している「IFA Berlin 2025」にあわせて、Windows搭載の新型ポータブルゲーミングPC「Legion Go 2」を発表した。

CES 2025でプロトタイプを公開していたモデルの正式版で、最新のAMD Ryzen Z2 Extremeプロセッサを採用し、有機ELディスプレイを搭載。バッテリー容量は前世代から50%以上増加し、長時間のゲームプレイに対応する。

価格は欧州で999ユーロ(約17万円)からで、発売は同月から順次開始される。日本での展開は現時点で未発表だ。

Legion Go 2はシリーズ初の8.8型OLEDディスプレイを採用。解像度は1,920×1,200ピクセルで、リフレッシュレートは30~144Hzの可変に対応。HDR TrueBlack 1000認証を取得し、高コントラストかつ滑らかな映像表現を可能にしている。

従来のIPS液晶からOLEDに変更されたことで、DCI-P3カバー率97%、輝度最大500nitsと表示性能が向上した。

内部スペックも強化されており、最大32GBのLPDDR5x-8000MHzメモリと最大2TBのPCIe 4.0 M.2 SSDを搭載可能。さらにmicroSDカードスロットも備え、最大2TBまで外部ストレージを拡張できる。バッテリーは74Whrで、初代モデルの約50%増。OSはWindows 11を採用する。

本体にはUSB4ポートを上下にそれぞれ配置し、電源ボタンには指紋認証センサーを内蔵。Wi-Fi 6EやBluetooth 5.3にも対応する。背面にはキックスタンドを備え、本体を自立させてプレイできるほか、アクセサリとしてポートリプリケータや拡張バッテリー、専用ケースも用意される。

スポンサーリンク

改良された着脱式コントローラー「TrueStrike」

Legion Go 2のもう一つの特徴は、着脱可能な「TrueStrike」コントローラーだ。左右のコントローラーは人間工学に基づき再設計され、ボタン配置もより扱いやすく改善されている。右コントローラーは本体から外して垂直に置くことで、FPSゲーム向けのマウス操作として利用可能だ。この新型コントローラーは下位互換性が確保されており、初代Legion Goでも使用できる。

コントローラーのジョイスティックはホールエフェクト方式を採用し、ドリフト現象を抑制。FPSモードも引き続き搭載し、精密な操作に対応する。また、TrueStrike装着時の本体サイズは295.6×136.7×42.25mm、重量は920±10gで、持ち運びとゲームプレイの両立を目指している。

価格は欧州で999ユーロからで、より高性能なRyzen Z2 Extremeモデルは32GBメモリと2TB SSD搭載で1,349ユーロとなる。発売は10月末を予定しており、競合するROG Xbox Allyシリーズとの比較も注目される。

(画像提供:レノボ・ジャパン)

Lenovoゲーミングデバイス
FOLLOW US
タイトルとURLをコピーしました