昨年11月に発売したAppleのフラッグシップスマホ「iPhone X」は、日本円で税込12万円とスマホとしてはかなり高価で、端末上部の「ノッチ」デザインが不評であることから、販売数が低迷していると噂されていた。
一時はAppleの想定よりも販売が不調であることから、生産数を半減したとまで言われた「iPhone X」だったが、どうやらそれらの噂のほとんどは間違いだったのかもしれない。
Strategy Analyticsが発表したスマートフォン販売台数の調査結果によると、2018年第1四半期に最も売れたスマートフォンは「iPhone X」だったことが判明した。
「iPhone X」が2018年第1四半期で最も売れたスマートフォンに
Strategy Analyticsの調査結果ランキングを見ると、2018年第1四半期に最も売れたのは「iPhone X」で、全世界で1,600万台以上が売れたという。
また、2位には「iPhone 8」が、3位には「iPhone 8 Plus」がランクインし、さらに4位には一昨年発売した「iPhone 7」もランクインし、Appleが1位から4位までを独占した形となった。
発売前後にはネガティブな予測も多く存在し、実際の売れ行きがどうなるかが注目されていた「iPhone X」だったが、それらの予測は杞憂に過ぎなかったようだ。
ちなみに、「iPhone 7」の次点には、中国Xiaomiが昨年10月に発売した安価スマホ「Redmi 5A」がランクインしている。
Appleのティム・クックCEOは先日の決算発表の場で、「iPhone XはiPhoneの中で最も売れている端末」であると説明している。同決算で、Appleは同四半期で過去最高の売上を記録していたが、これはiPhone Xの堅調な販売が貢献した結果だった。
「iPhone X」の販売好調は、Appleに対して自信を与えたはずだ。Appleは今年3つの新型モデルを発表すると予想されているが、全モデルで「iPhone X」と同じベゼルレスデザインが採用されていると予想されている。きっと、昨年以上に自信を持って新型モデルを発表するだろう。
[ via MacRumors ]