今年3月、トリプルレンズカメラを搭載したスマートフォン「Huawei P20 Pro」が登場。スマートフォンが苦手とする暗所での撮影に長けており、カメラ性能を評価するDxO Markでスマートフォン史上初の100点越えとなる「109点」をマークするなど、高い実力を持っていると話題だ。
これに対抗意識を燃やすのは、やはりスマホのカメラ性能に力を入れているApple。Huaweiに続き、2019年発売の新型iPhoneにトリプルレンズカメラを搭載するのではないかと噂されていたが、最近では今秋発売予定とされる「iPhone X Plus(仮称)」にトリプルレンズカメラが搭載されるのではないかとの噂も上がっている。
この噂を受け、トリプルレンズカメラを搭載した「iPhone X Plus」のレンダリング画像も登場しているが、さらに蘭メディアLetsGoDigitalを運営するMark Peters氏から新たなレンダリング画像をいただいたので当記事で詳しく紹介したい。
トリプルレンズカメラが特徴の新レンダリング画像
当サイトに送られてきたレンダリング画像は以下の通り。このレンダリング画像は3DアーティストでありアニメーターでもあるConcept Creator氏(@CConceptCreator)に作成してもらったものであるとのこと。
レンダリング画像を見ると、現行のiPhone Xとほぼ同じデザインの背面に、トリプルレンズカメラが搭載されている様子が確認できる。カメラの下にはLEDフラッシュが搭載されているようだ。
先日、米Forbesが公開していたCAD画像では、トリプルレンズカメラらしきものが搭載されている様子が確認できたが、LEDフラッシュが描かれていなかったため、LetsGoDigitalは違和感を感じたようだ。
これには筆者も同じ意見だ。筆者の場合はあくまでカメラレンズの間にLEDフラッシュが搭載される現行デザインが維持されると予想したが、仮にForbesのいう通りトリプルレンズカメラが搭載されるならば、LEDフラッシュは今回のレンダリング画像のようにカメラの下に配置されるのかもしれない。これについてLetsGoDigitalは、「フラッシュの位置については不確実性が高い」と付け加えている。
また、ディスプレイ上部のノッチ(切り欠き)は現行のiPhone Xと同じデザインになっているように見えるが、LetsGoDigitalは2018年バージョンとも言える、現行モデルとは違ったデザインが採用されることになると予想しているようだ。
具体的にどのように変更になるのかは不明だが、ノッチに関しては現行よりも小さくなるという情報もあり、何らかの変化があってもおかしくはないだろう。一部のユーザーの中には、iPhone Xのノッチが気に入らないという意見もあるため、Appleも改善を検討しているとみられる。
iPhone X Plusに関しては様々な情報が登場しているが、大まかにまとめると、6.5インチの有機ELディスプレイが搭載、ディスプレイには現行のiPhone Xのようなノッチが搭載される。
背面にはデュアルもしくはトリプルレンズカメラが搭載され、トリプルレンズが搭載された場合、3倍の光学ズームと5倍のデジタルズームが可能になる。どこまでが本当かは不明だが、少なくとも次期iPhone Xの上位モデルとして販売するのであれば、このぐらいの性能差を設ける必要はありそうだ。