今月下旬に発売予定の新型iPad Pro(2021)のベンチマークスコアが明らかになった。
米Apple系メディアMacRumorsは現地時間11日、ベンチマークサイトGeekBenchに新型iPad Pro(2021)のものとみられるベンチマークスコアが投稿されていると伝えている。
iPad Proのベンチマークスコアが判明。M1 Macと同等の性能に
今回発見されたベンチマークスコアは、iPad Pro 12.9-inch (2021) のものとみられ、シングルコアスコア1700前後、マルチコアスコアは7200前後になっているとのこと。
このスコアは、A12Zプロセッサを搭載したiPad Pro(2020)から50%以上高い数字になっており、M1チップを搭載したことで性能が大幅に強化された結果であるとみられる。
製品名 | シングルコア | マルチコア |
---|---|---|
iPad Pro (2021) | 1713 | 7282 |
iPad Pro (2020) | 1123 | 4686 |
MacBook Air (M1) | 1705 | 7220 |
MacBook Pro (M1) | 1717 | 7602 |
Mac mini (M1) | 1754 | 7693 |
Intelプロセッサを搭載した上位版MacBook Proよりも高く、おなじM1チップを搭載したMacBook AirやMac miniなどと同等の性能になっている。
製品名 | METAL |
---|---|
iPad Pro (2021) | 20578 |
iPad Pro (2020) | 9913 |
MacBook Air (M1) | 19755 |
MacBook Pro (M1) | 21452 |
Mac mini (M1) | 21687 |
また、GeekBenchでさらに調べてみるとグラフィックスのベンチマークスコアも発見。Metalスコアは20,000前後。これは先代モデルに比べて2倍近く性能が向上している (MacRumorsは71%高速と伝えている)ことになり、M1チップを搭載したMacBook Pro、MacBook Air、Mac miniともほぼ同等の性能だ。
Macと同程度の性能をもつiPad Pro。まさにプロの名に相応しいモデルになっていると言えるだろう。
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