先日発売されたばかりの「iPad Pro」だが、iPadのハイエンド機であることもあり、ユーザーの間では概ね評価の高いデバイスになっている。
その評価の高さは販売台数にも表れていて、もう既に年内の総販売数が250万台を超える見込みであることが一部報道されているほどだ。
では、「iPad Pro」が実際に250万台売れたら、Appleはどれほどの利益を出すのだろうか。
1台の「iPad Pro」を売るごとに200ドルの利益
1台10万円前後もする「iPad Pro」。Appleは1台「iPad Pro」を売るごとに一体どれだけの利益を生み出すのだろうか。
カナダの投資銀行RBC Capital Marketsの試算によると、「iPad Pro」1台あたりの利益は約200ドル(約2万4000円)になると発表している。つまり、仮に250万台を売ることができたら、総利益は600億円ということになる。
さらに、RBC Capital Marketsは、「iPad Pro」の年内の販売台数は300万台になると試算しており、仮に実現した場合だと総利益は6億ドル(約720億円)に達するとの見方をしている。
これはあくまでも「iPad Pro」だけの利益で、「iPad Pro」を買う人の多くは「Apple Pencil」や「SmartKeyboard」も買うだろう。それらを考慮すると、実際の利益は想像を絶する金額になるのは必至だ。
ただ、「iPad Pro」に関しては不具合も少なからず存在する。Appleは不具合に関して問題を認め、解決に向けて尽力しているとのことだが、この解決への取り組み次第で、今後の販売台数が増減することが指摘されている。
それらの不安を完全に取り除くことができないと、ユーザーが購入する勢いが衰えてしまう可能性もあるため、これからの対応が重要になってくると言えそうだ。
[ via Phone Arena ]