1月25日、Appleは開発者向けにiOS最新ベータ版「iOS 11.3 beta 1」を公開。同バージョンはAppleが事前にアナウンスしていた通り、新しいアニ文字やバッテリー管理機能などが追加されていることが判明している。
また、これらの機能の他にも「iOS 11.3 beta 1」にはいくつかの変更点があり、各開発者・メディアから変更点の詳細が報告されている。
そこで、当サイトでは「iOS 11.3 beta 1」で確認されている変更点や新機能についてまとめてみた。すでに別記事で詳しく触れている内容もあるので、その場合はそれぞれの記事で内容を確認していただければと思う。
新しい「アニ文字」が4種類追加
「iPhone X」の前面カメラを使って、絵文字に自分の表情を投影することができる「アニ文字」に、新たにドラゴンやクマ、ガイコツやライオンなど4種類のキャラクターが追加。
よりバリエーション豊かな「アニ文字」でメッセージのやり取りを楽しくできるようになった。4つの新アニ文字が追加されたことによって、アニ文字は全部で16種類に増える。
「HomePod」のサポートを開始&「AirPlay 2」によるマルチルームオーディオ機能が提供
「iOS 11.3 beta 1」では、「HomePod」関連のサポートが行われている。
また、マルチルームオーディオ機能「AirPlay 2」がリリースされ、居間にある「Apple TV」とベッドルームにある「Apple TV」の両方で、同じ音楽を同時に流せるように。
まだ現時点ではバグが多く、正しく動作しないことも多いとのことだが、今後のブラッシュアップに期待だ。
「iMessages for iCloud」機能が復活
導入が見送られていた「iMessages for iCloud」機能がついに復活。メッセージの履歴がiCloudに保存できるようになり、どの端末でもメッセージアプリを利用しやすくなる。
リリースノートによると、「iOS 11.3 beta 1」のインストール後初めてメッセージアプリを起動すると、「Messages on iCloud」機能をオンにするよう促す通知が表示されるという。また、二段階認証とiCloudバックアップがオンになっているユーザーは、自動で設定が有効になるとのこと。
その他、細かい変更は以下の通り。
- 「iBooks」の名称が「Books」に変更に
- App Storeのアップデートタブで、アップデートの容量やバージョンが表示されるように
- アプリのダウンロードの際に、画面下に「サイドボタンで確認」が表示されるように
- 「tvOS 11.3」を適用した「Apple TV」が「ホーム」アプリに表示されるように
- 設定アプリの「プライバシー」アイコンのカラーが変更
すでに「iOS 10.3 beta 1」はリリースされているので、これらの機能をいち早く使ってみたい開発者の方々はいつも通り、アップデートするようにしよう。