今春、Appleは正式版「iOS 11.3」を一般ユーザー向けに公開する予定で、すでに今年1月からは開発者向けに同バージョンのベータ版が公開されている。
その第1回目のベータ版となった「iOS 11.3 beta 1」では、新しいアニ文字の追加や「iMessege for iCloud」機能の復活など、Appleが事前にアナウンスしていた内容が盛り込まれており、その他にも「iBooks」アプリの名称が「Books」に変更になっていることが確認されていた。
しかし、3月6日未明に公開された「iOS 11.3 beta 4」では、再度同アプリの名称が「Books」から「iBooks」に戻っているようだ。9to5Macが伝えている。
「Books」アプリの名称が再び「iBooks」に変更
「iBooks」アプリは、「iOS 11.3 beta 1」で一時「Books」に名称が変更になっていたが、最新ベータ版の「iOS 11.3 beta 4」で再度「iBooks」に。
「beta 1」で名称が変更になった際、Appleが「iOS 11.3」で「iBooks」アプリの大幅な改良を予定しているという報道もあったが、今回名称が「iBooks」に戻ったことによって、同アプリが改良される具体的な時期が不透明になってしまった。
正式版「iOS 11.3」で実施される可能性もまだ残っているものの、これまでの傾向から、「iOS 12」への先送りとなる可能性がある。
ちなみに、「iOS 11.3 beta 1」では、実装が遅れている「AirPlay 2」が使えるようになっていることが判明していたが、同機能も「beta 3」の時点で削除されてしまっている。
現段階では、最新版の「beta 4」で「AirPlay 2」が復活したという情報はないので、こちらも正式版「iOS 11.3」で実装される可能性は低そうだ。