新型iPhoneの 「iPhone 11」 シリーズが発売してまだ間もないが、早速上位モデルの 「iPhone 11 Pro Max」 の中身が明らかになった。
iPhoneなどApple製品を丁寧に分解することで有名なiFixitが、今回も早速分解レポートを公開している。
前モデルに比べてバッテリー容量が増加
今回iFixitが分解したのは、発売したばかりの新型iPhoneのうち、最も大型の6.5インチディスプレイを搭載した 「iPhone 11 Pro Max」 。ストレージ容量が64GBのミッドナイトグリーンモデルを購入したようだ。
まずディスプレイを取り外すと、大きなL字型のバッテリーがお目見え。前モデルの 「iPhone XS Max」 では2つのバッテリーをL字に組み合わせたバッテリーが採用されていたが、今回は完全なL字型のバッテリーが採用されている。
バッテリー容量は3,969mAh。iPhone XS Maxが3,179mAhだったため、790mAhも増加したことになる。iPhone 11 Pro MaxはiPhone XS Maxより5時間もバッテリー持ちが長くなったことが発表されていたが、それはこの大型のバッテリーとA13 Bionicチップが実現しているようだ。ちなみに、バッテリー本体はiPhone XS Maxのバッテリーに比べて0.7mm厚くなっており、重量も13g重くなっているという。
ロジックボードは新しい2層式設計となっており、「A13 Bionic」 チップや東芝製の64Bのフラッシュストレージ、SK Hynix製の4GBのRAMなどが搭載されていることが確認されている。
ちなみに、RAM容量に関しては上位モデルが6GBになるというリークがあったが、すでに先行レビューで2019年のiPhoneは全て4GBであることが判明している。
ちなみに、iPhone 11 Pro Maxには双方向ワイヤレス充電機能が搭載されるという噂があったが、結局のところ対応はせず。ただし、直前になって搭載を否定するリークが登場したことから、もしかするとソフトウェア側で機能を制御し、内部に部品だけは搭載されている可能性もあったが、今回の分解レポートではそのような部品は発見できなかったようだ。
また、カメラ用に2GBのメモリが搭載されるのではないかという情報も一部ではあったものの、それについても確認することができなかったという。
恒例の修理のしやすさを表すリペアスコアは10点満点中6点。Apple製品の中ではそこそこ高いスコアとなっているが、前面と背面の両方にガラスが採用されたおかげで壊れる可能性が高くなっていること、さらに背面側のガラスが壊れた場合は全コンポーネントを取り外した上で交換する必要があることがマイナスポイントとなったようだ。
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