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iFixit、12.9インチ 「iPad Pro (2018)」 の分解動画を公開

新製品の分解レポートで有名なiFixitは、11月12日に新型11インチ 「iPad Pro (2018)」 の分解レポートを公開したが、さらに12.9インチ 「iPad Pro (2018)」 の分解動画をYouTubeで公開している。

内部の構造は11インチモデルとほとんど変わらないが、12.9インチモデルは本体の小型化を実現するための工夫が凝らされていることが判明した。

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12.9インチ 「iPad Pro (2018)」 の分解動画が公開

iFixitが分解したのは、7日に発売を迎えたばかりの新型12.9インチ 「iPad Pro」 の64GB・Wi-Fiモデル。iFixitは、同モデルを分解する様子を2分40秒ほどの動画でまとめている。

先日公開された11インチモデルの分解レポートによると、新型iPad Proはあらゆる箇所に接着剤が使用されており、分解が困難であることが明らかになっていたが、動画でもその様子がよく分かる。細かいネジもたくさんあり、精密ドライバーが大活躍。

内部の構造はほぼ11インチモデルと同じになっており、U字型バッテリーの中央の隙間に配置されたロジックボードにはプロセッサチップの 「A12X Bionic」 や東芝製SSD、4GBのRAMなどが取り付けられていることが確認できる。

また、バッテリー容量は9,720mAh。11インチモデル(7,812mAh)よりも多いが、旧12.9インチモデルの10,875mAhよりも1,000mAh以上少ないものが採用されている。

しかし、バッテリー容量が少なくなっても、Appleが公表しているバッテリー駆動時間は旧モデルと変わらない。この理由は 「A12X Bionic」 が 「A10X Fusion」 よりも省電力であるからなのだろう。従来より高性能コアと省電力コアが各1つずつ増えており、処理性能が大幅に向上しているにも関わらず、電力消費量が少なくなっているというのには驚きだ。

バッテリー容量の削減とプロセッサチップの省電力化は、画面サイズは12.9インチのままで、本体サイズを小さくするための1つの大きな工夫だったと考えられる。

12.9インチ 「iPad Pro (2018)」 の修理のしやすさを表すリペアスコアは10点満点中3点。11インチモデルと同様、自力での修理は考えない方が良さそうだ。

そのほかの部品の詳細が気になる方、分解の様子が気になる方はぜひ以下から動画を確認していただきたい。

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[ via Cult of Mac ]