
サムスン電子ジャパンは8月6日、折りたたみスマートフォンの新モデル「Galaxy Z Fold8 Ultra」「Galaxy Z Fold8」「Galaxy Z Flip8」の発売記念イベントを開催した。
イベントには、およそ7年前からGalaxyシリーズを使い続けているカズレーザーさんがゲストとして登壇。歴代のFoldシリーズも使ってきたユーザーとして、新モデルを実際に試しながら、その進化について語った。
イベントのなかでカズレーザーさんが口にした言葉がある。それは「カタチの多様化」だ。これは今後折りたたみスマートフォン市場がどうなっていくかを予想したものだが、今回サムスン電子が投入する新たな折りたたみスマートフォンがまさにそれを体現したものになっている。
今年のラインアップは「Galaxy Z Fold8 Ultra」「Galaxy Z Fold8」「Galaxy Z Flip8」の3モデル。それぞれ大きさも形状も異なり、目指す使い方も違う。
大画面を最大限活用したい人には「Galaxy Z Fold8 Ultra」、Foldらしい使い勝手と携帯性のバランスを求める人には「Galaxy Z Fold8」、コンパクトさを重視するなら「Galaxy Z Flip8」というように、「どれが上位か」ではなく「どれが自分に合うか」で選ぶラインアップになっている。
折りたたみスマートフォンが登場した当初は、「折りたためる」という新しさそのものが注目を集めていた。しかし今は、折りたためることではなく、使い方に合わせて形を選ぶ時代になりつつある。
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カズレーザーさん「もうこれ以上薄くできないんじゃないかと思うくらい薄い」
今回のイベントのなかでカズレーザーさんがもっとも驚いていたのは、「Galaxy Z Fold8 Ultra」の薄さだった。
端末を手に取ると、「蕎麦屋のメニューぐらい薄い」とコメント。さらに、「USB Type-Cのコネクタがあるから、もうこれ以上薄くできないんじゃないかと思うくらい薄い」と続けた。
「Galaxy Z Fold8 Ultra」は開いた状態で約4.1mm、重量は215g。5000mAhのバッテリーを搭載しながら、一般的なハイエンドスマートフォンより軽い。
動画を約27時間連続再生できることが紹介されると、「フジの27時間テレビも見られるってことですよね」と笑いを交え、長時間駆動を分かりやすく表現する場面もあった。
一方で、注目したいのは「Galaxy Z Fold8 Ultra」だけではない。
「Galaxy Z Fold8」もシリーズ史上最軽量となる201gを実現し、画面比率を4:3へ変更。電子書籍や漫画、Webサイトを広く表示できるだけでなく、複数のアプリを並べて使う場面でも余裕が生まれた。
イベントでは、カズレーザーさんを主人公にした4コマ漫画を「Galaxy Z Fold8」を模した大型ディスプレイに映し、新しい画面比率を体験する演出も用意された。
「これは肉眼で見てほしい」「4:3はめちゃくちゃ見やすい」。実際に画面を見ながら話したその一言からも、スペック表だけでは伝わらない使い心地の変化が伝わってきた。
「Galaxy Z Flip8」もまた、シリーズの中で異なる役割を担う1台だ。閉じたままアプリを自由に利用できるようになり、メッセージの返信やSNS、ナビなど、多くの操作をカバー画面だけで済ませられる。折りたたみスマートフォンでも、コンパクトさを優先したいユーザーに向けた選択肢として位置付けられている。
AIも「優秀な後輩」くらいがちょうどいい。カメラ性能も絶賛
カズレーザーさんが注目したのは、ハードウェアだけではなかった。Galaxy AIの新機能「Now Nudge」は、画面の内容を理解し、その場で必要になりそうな操作を先回りして提案してくれる。
例えば、メッセージで食事の約束をすると、AIがカレンダーを表示して予定の確認を促す。確認が終われば、そのまま会話画面へ戻れるので、何度もアプリを行き来する手間がない。
この体験についてカズレーザーさんは、「1日の1mmのイライラが1個ずつなくなっていく感じ。すごく楽」と表現した。
さらに、「優秀な後輩が横にいて、『これやっておきました』と言ってくれるような存在」と例え、前に出過ぎず、必要な場面で自然に手を貸してくれるAIの使い心地を高く評価した。
なお、「Galaxy Z Flip8」にはカメラ機能にも新しい工夫が加わっている。超広角カメラは5000万画素に対応し、「水平ロック」は端末を傾けても映像の水平を保ちながら撮影できる。「マイファンカム」はAIが指定した人物を追い続け、画面の中央に収めたまま動画を撮影できる機能だ。こうした機能を体験したカズレーザーさんは、「これなら普段動画を撮らない自分でも撮ってみたくなる」と話していた。
イベントの最後には、「スペックに不満がない状態で新しいものを作るのは本当に大変。それでもハードルを超えてくる」と新モデルを総括した。
その言葉とともに印象に残ったのが、「カタチの多様化」という視点だ。
折りたたみスマートフォンと一口に言っても、仕事で大画面を使いたい人もいれば、軽さを優先したい人、ポケットに収まるコンパクトさを求める人もいる。「Galaxy Z Fold8 Ultra」「Galaxy Z Fold8」「Galaxy Z Flip8」は、そうした使い方の違いに合わせて選べる3つのモデルとして用意された。
「折りたたみスマホを選ぶ」というより、「自分に合ったカタチを選ぶ」。カズレーザーさんが語った「カタチの多様化」という言葉は、今回の「Galaxy Z」シリーズが目指した方向性を、端的に表しているように感じられた。
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