「Ultra」が折りたたみに降臨?Galaxy Foldシリーズ、次なる進化へ

Samsungがついに「Ultra」ブランドを折りたたみスマートフォンに展開する計画なのかもしれない。

米国時間6月3日、同社は次世代のブック型折りたたみスマートフォンに関するティーザーを公開し、「より小型で携帯性に優れたフォームファクター」に「Ultra体験」を搭載すると発表した。これは、同社がこれまでSシリーズ最上位機にのみ付与してきた「Ultra」の名称を、初めてFoldシリーズにも与える可能性を示唆する動きだ。

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Galaxy Zシリーズに「Ultra」モデルが登場?

ティーザーには、製品名こそ明記されていないものの、折りたたみ機構を持つ端末のシルエットとともに、「Galaxy Ultraの次章が始まる」という印象的なコピーが添えられていた。Samsungは「強力なカメラ」と「Galaxy AI」による体験強化を予告しており、カメラ性能が折りたたみ端末の弱点とされてきた従来の常識を覆す意志が感じられる。

折りたたみ端末の宿命であるサイズと重量の課題にも対応する可能性もありそうだ。リリースでは「通勤電車でも片手で操作可能なポータビリティ」を強調し、よりスリムで軽量な設計が採用される見通し。昨年の「Galaxy Z Fold Special Edition」では4.9mmという極薄設計が実現されていることから、Ultraモデルでは同等あるいはそれ以上に薄くなる可能性もある。

実際、昨年から一部で噂されていた「Galaxy Z Fold Ultra」または「Fold7 Ultra」の存在が、今回の発表で現実味を帯びてきた。名称や詳細スペックについては未公表だが、Galaxy S25 Ultraに搭載された2億画素カメラや、AIによるマルチタスキング支援といった、フラッグシップ機と同等の機能をどこまで取り込めるかが注目される。

Samsungは正式発表の場として、7月にニューヨークで開催が予定されている「Galaxy Unpacked」を想定している模様だ。同イベントではZ Fold 7やZ Flip 7とあわせて、このUltraモデルが披露される可能性が高い。

折りたたみ端末はこれまで「実験的」「高価で妥協も多い」存在だったが、Samsungはそのポジショニングを変えようとしている。Ultraの名に恥じない、真のフラッグシップFoldが登場するか。答えはもうすぐ明らかになる。

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(画像:Samsung)

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