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世界企業番付 「Fortune 500」 の2019年版が発表 Appleは3位に順位を上げる

5月15日、米Fortuneは同社の世界企業番付 「Fortune 500」 の2019年度版を発表した。

同ランキングは米国に籍を置く企業の中で総売上高が上位500位の企業を上から順に並べたものだ。昨年は1位がウォルマート、2位がエクソン・モービル、3位がバークシャー・ハサウェイ。そして4位にはAppleがランクインしていたが、果たして2019年版はどのように番付が変わっただろうか。

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トップは昨年と変わらずウォルマート、Appleが3位に上昇

以下が今年のランキング (上位30位まで抜粋) 。昨年同様、ウォルマートがトップに君臨する形で、2位も昨年と同じくエクソンモービルだった。しかし、Appleとバークシャー・ハサウェイとの順位が逆転しており、Appleは3位に上昇。バークシャー・ハサウェイは4位に後退した。ちなみに、Appleが3位になったのは2017年版以来2年ぶり。

5位以降は、Amazon、UnitedHealth Group、McKesson、CVS Health、AT&Tが続き、10位にはAmerisourceBergenがランクインしている。ちなみに、Amazonは昨年7位だったため、今年は順位を2つ上げた形となる。

  企業名 総売上高($M)
1 Walmart 514,405
2 Exxon Mobil 290,212
3 Apple 265,595
4 Berkshire Hathaway 247,837
5 Amazon.com 232,887
6 UnitedHealth Group 226,247
7 McKesson 208,357
8 CVS Health 194,579
9 AT&T 170,756
10 AmerisourceBergen 167,939.6
11 Chevron 166,339
12 Ford Motor 160,338
13 General Motors 147,049
14 Costco Wholesale 141,576
15 Alphabet 136,819
16 Cardinal Health 136,809
17 Walgreens Boots Alliance 131,537
18 JPMorgan Chase 131,412
19 Verizon Communications 130,863
20 Kroger 121,162
21 General Electric 120,268
22 Fannie Mae 120,101
23 Phillips 66 114,217
24 Valero Energy 111,407
25 Bank of America 110,584
26 Microsoft 110,360
27 Home Depot 108,203
28 Boeing 101,127
29 Wells Fargo 101,060
30 Citigroup 97,120

同ランキングは総売上高を基に計算されていて、純利益は考慮されていない。仮に純利益でランキングを作成した場合は、3位だったAppleが1位に君臨することになる。ちなみに、Appleは昨年のFortune 500で 「iPhoneへの依存」 が危惧されていたとおり、実際今年は米中貿易摩擦などの影響でiPhoneの販売不振に直面している。ただし、FortuneはAppleがサービス事業に注力していることを紹介し、iTunnesやApple Music、iCloudですでに何十億ドルもの収入を生んでいると伝えている。

また、このFortune 500に掲載された500社はアメリカの全GDPの約3分の2を占めると、ランキングを作ったFortuneは指摘している。上位500社の総売上高は13.7兆ドル、総利益は1.1兆ドルに達し、世界で計2870万人以上の雇用を支えているとのことだ。

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