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Microsoftの「Edge」は「Chrome」よりかなり消費電力が少ないことが判明

現在、ウェブブラウザといえば様々なものがあるが、多くのユーザーが使っているブラウザといえば、PCはもちろん、Android端末などでも利用されることが多い「Google Chrome」ではないだろうか。

「Chrome」はPC初心者でも非常に使い易いUIや、拡張機能が豊富であることが魅力だが、消費電力が無駄に大きいという問題点がある。そんな「Chrome」の問題に対して、Microsoftが驚きの実験結果を発表している。

Microsoftが行った実験によると、ウェブブラウザの「Edge」は「Chrome」に比べてかなり省電力であることが証明されたようだ。

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「Edge」は他のブラウザに比べてかなり省電力

昨日、Microsoftは、自社のウェブブラウザ「Edge」の消費電力に関する動画をYouTubeで公開した。

この実験は、「Windows 10」を搭載した同じスペックのノートPC4台を用意した上で、それぞれ「Edge」「Chrome」「FireFox」「Opera」の4種類のブラウザで動画を流し続け、バッテリーがどのくらいで切れるかを計測したものとなっている。

実験結果は、最も早くバッテリーが切れたのが「Chrome」で、4時間19分50秒という結果に。これに対して「Edge」は7時間22分7秒と最長の記録を叩き出し、「Edge」は「Chrome」よりも3時間以上長くブラウジングできることが証明された。

Microsoftはこのほかにも、ウェブサイトを表示させたり、記事をスクロール表示する実験などを行っており、全体を通して「Edge」は「Chrome」だけではなく、「FireFox」「Opera」よりもバッテリーの持ちが良く、省電力であることが証明されたようだ。

この実験結果からわかるように、「Edge」はバッテリー持ちで言えば確かに優秀なブラウザであることは間違いないのだが、それでも利用するユーザーが少ないのは、やはり拡張機能に対応しておらず、全体的に使いづらいという印象が拭えないからだろうか。

僕は基本的にはMacユーザーだが、「Windows 10」を使うときは多少消費電力の面で劣っていたとしても、「Edge」よりも「Chrome」を選んでいる。今後のアップデート次第だとは思うが、もっとユーザーに「使いやすい」と思ってもらえなければ普及率を上げることは難しいかもしれない。

そして、Googleも今回の結果は真摯に受け止めなければならないとは思う。「Chrome」が便利なのは百も承知だが、「Chrome」の消費電力が大きいことは、ユーザーが離れていく原因になりかねない。この点に関しては、できるだけ早急に改善する必要があるだろう。

[ via ITmedia ]