
Amazonは現地時間2025年9月、ニューヨークで開催した秋のハードウェアイベントで、新型スマートスピーカー「Echo Studio」を発表した。2019年に初登場した製品の次世代版となり、従来比で約40%小型化され、部屋中に迫力ある音を届ける没入型サウンド体験を提供する。

新型Echo Studioは、3つのフルレンジドライバーと高性能ウーファーを搭載。Amazonの説明によれば、空間オーディオ技術とDolby Atmosに対応しており、従来モデルよりもさらに臨場感のある音響体験が可能となっている。
デザイン面でも改良が加えられ、球体形状の前面にライトリングを配置。スピーカーを包む生地には3Dニット技術を採用し、音の透過性を高める工夫がなされている。

新型Echo Studioは、Amazon独自のAZ3 Proプロセッサーを搭載。従来の音声認識機能に加え、最新の言語モデルや視覚認識技術をサポートし、会話の自然な継続やスマートホーム機器の統合操作などが可能となる。また、Echo Studio同士やEcho Dot Max、対応するFire TV(別売)を組み合わせることで、最大5.1chのサラウンド音響システムを構築できるAlexaホームシアター機能も提供される。
さらに、AmazonのAI強化版音声アシスタント「Alexa+」が組み込まれており、ユーザーの生活習慣や好みに合わせて、映画や食事の提案などをパーソナライズできる。
価格は米国で219.99ドル、日本では39,980円(税込)で、本日より予約を受け付け、10月下旬の出荷を予定する。
(画像:Amazon)