
ダイソンは、最小13dBという極めて静かな運転音で、睡眠の質に影響を与える微細な汚染物質まで除去できる新型空気清浄機「Dyson HushJet」を発表した。9月5日(金)より公式オンラインストアや家電量販店で順次販売を開始する。
Dyson HushJetは、新開発のHushJetノズルを搭載。高速でパワフルな気流を生み出しながらも、部屋全体に静かに空気を循環させることができる。
ダイソン創業者ジェームズ・ダイソンは、「乱流を抑え、空気力学的な騒音を低減することで、大風量の気流を非常に静かに送り出せるようになった」と説明する。コンパクトな設計ながら、0.3ミクロンの微粒子を99.97%捕集できる静電HEPAフィルターを搭載し、花粉やハウスダスト、ウイルスなども効率的に除去できる。
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羽根のないデザインとHushJetノズルの空気力学

Dyson HushJetは、従来の羽根のない扇風機で知られるAir Multiplierテクノロジーを進化させた製品だ。Air Multiplierは、製品内部に設けられた狭いスリットから空気を押し出し、排出の際に周囲の空気を巻き込むことで気流を増幅させる仕組みを持つ。
HushJetでは、ノズルの形状を航空機のジェットエンジンの静音設計に応用した星型構造に変更。これにより、空気の乱れを最小限に抑えつつ、集中的にパワフルな気流を作り出すことができる。
さらに、ノズル出口の設計により、空気が高速で排出される際に周囲の空気を効率的に巻き込み、部屋全体に均一な循環を生む。これによって、従来のコンパクト空気清浄機では届きにくかった部屋の隅まで、静かに空気を送り届けることが可能になった。
静音設計と睡眠環境への配慮

Dyson HushJetは、最小13dBという運転音で、ほとんど人の耳には聞こえないレベルを実現した。ナイトモードでは液晶ディスプレイも完全消灯でき、睡眠を妨げない環境を作れる。
加えて、住宅の高気密化により寝室の空気はリビングの10倍汚れている場合もあり、花粉やダニの死骸、カビ胞子、調理の煙などの微細粒子が滞留しやすい。
Dyson HushJetは、静電HEPAフィルターと密閉設計で、0.3ミクロンの微粒子も99.97%捕集。微細な汚染物質が睡眠の質を下げるリスクを減らすことができる。
本体は高さ470mm×幅230mm×奥行230mmで重量3.15kg、消費電力は最小2W/最大19W。適用床面積は19畳を30分、55畳を60分で清浄できる。フィルター交換は5年を目安としており、長期間の運用にも対応する。
なお、Dyson HushJetは、ラグジュアリーホテル「フェアモント東京」のスイートルーム全29室にも採用され、特別宿泊プランでは枕やパジャマセット、オールドファッションドリンク付きのターンダウンサービスも提供予定だ。
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(画像:Dyson)