DJI、新型アクションカメラ「Osmo Action 5 Pro」を発表。プロ仕様のカメラに匹敵する初のアクションカメラ

DJIは9月19日、新型アクションカメラ ｢Osmo Action 5 Pro｣ を発表、本日から販売を開始した。価格はスタンダードコンボが55,000円、アダプターマウントやバッテリーケース、1.5mの延長ロッドが含まれるアドベンチャーコンボが69,300円 (どちらも税込) 。

新型アクションカメラ ｢Osmo Action 5 Pro｣ 発表

｢Osmo Action 5 Pro｣ は、DJIが販売する人気のアクションカメラ ｢Osmo Action｣ シリーズの最新モデル。2.4μmのピクセルサイズと最大13.5ストップのダイナミックレンジを持つ、次世代1/1.3インチセンサーを搭載した、プロのカメラに匹敵する仕様を備えた初のアクションカメラであるとしている。

10-bit D-Log Mでの撮影を可能とし、ハイブリッド ログ ガンマ (HLG) の高輝度ディスプレイに対応するほか、4K/60fpsのハイダイナミックレンジでの低照度動画撮影にも対応。さらにAIノイズ低減アルゴリズムを備えたSuperNightモードにより、照度が低い環境でも、よりクリアで鮮明な映像を捉えることが可能だ。

本体は1台のバッテリーで最大4時間の連続使用を実現。先代モデルに比べてバッテリー駆動時間が50％向上している。このバッテリー持ちは低消費電力の4nmチップや1050mAhの大容量バッテリー、電力消費を最適化する独自アルゴリズムによって実現しており、-20℃の低温環境でも最長3.6時間の動画撮影が可能だ。さらにDJI 30W USB-C急速充電器を使用することで、15分の充電で2時間の撮影ができる急速充電にも対応している。

さらに本アクションカメラは、ジンバルなしでもトラッキング機能を利用できる業界初の被写体センタリング／トラッキング機能を搭載。高性能の4nmチップと機械学習アルゴリズムにより、カメラが被写体の位置をスマートに検出し、すべてのフレームで被写体が中央に配置されるように、柔軟に構図を調整してくれる。

本体前面と背面には、OLED高輝度ディスプレイにアップグレードした大型強化ガラスタッチ画面を搭載。ピーク輝度は1000cd/平方メートルで、昼間の眩しい時間帯の撮影の快適性が向上。また、カメラのサイズはそのままにベゼル幅を小さくしたことで、画面サイズが大きくなり、本体に対する画面比率は先代モデルから16％増加している。

ケースなしでも水深20メートルまで耐えられる防水性能も備えている。本製品はEN13319認証を取得しており、ダイビングアクセサリーに関する国際的な認証規格を満たしている。

色温度センサーを内蔵し、水中での色合いをありのままに映し出してくれるほか、水中に入ると自動的に録画を開始し、水面から出ると停止するようカメラを設定することも可能。また、水深、潜水時間、高度データを記録してユーザーの安全を確保する圧力計も内蔵する。

｢Osmo Action 5 Pro｣ は、Bluetooth経由で ｢DJI Mic 2トランスミッター｣ に直接接続でき、高サンプリングレートでの音声録音が可能。このセットアップにより、レシーバーを使うことなくスタジオ品質のサウンドが実現する。内蔵マイク音声バックアップを有効にすれば、周囲の音を録音し、臨場感のある豊かな音を加えることができる。

そのほか、内蔵ストレージは47GBで、Wi-Fi 6またはUSB 3.0経由で最大80MB/sの高速転送に対応。タイムレコードで複数のカメラの映像を同期でき、プリ録画機能で、本番撮影開始前から録画を開始できる。

本製品にはスタンダードコンボとアドベンチャーコンボの2種類があり、価格はそれぞれ55,000円、希望小売価格69,300円 (どちらも税込) 。同梱物は以下。

(画像：DJI JAPAN)