
『Call of Duty』の公式配信イベント「Call of Duty: NEXT」が、日本時間8月22日に実施された。
同イベントでは、最新作『Call of Duty: Modern Warfare 4』のベータ版を使ったライブゲームプレイが行われ、世界各地のクリエイターらがオンラインマルチプレイを実際にプレイする様子が公開された。
この配信中、筆者もNintendo Switch 2の実機でマルチプレイに参加することができた。
Nintendoハード向けの『Call of Duty』本編としては、2013年に発売されたWii U版『Call of Duty: Ghosts』以来、実に約13年ぶりとなる。久しぶりにNintendoハードで遊ぶ『Call of Duty』はどんな感触なのか。『Call of Duty: Modern Warfare III』をプレイしていた筆者が、Switch 2版を実際に遊んで感じたことをお伝えしたい。
『Call of Duty: Modern Warfare 4』とは?

『Call of Duty: Modern Warfare 4』は、2026年10月23日に発売予定のシリーズ最新作だ。今回は韓国を舞台にしたストーリーが展開される。
Nintendoハード向けの『Call of Duty』本編は、2013年11月発売のWii U版『Call of Duty: Ghosts』が最後。その後、Nintendo Switchでは本編シリーズが展開されることはなく、2026年10月発売の『Modern Warfare 4』で久しぶりに復帰することになる。
約13年の空白を経て、Nintendo Switch 2に『Call of Duty』が帰ってきたわけだ。
今回プレイしたのは「コア6v6マルチプレイヤー」

今回体験できたのはオンラインマルチプレイの「コア6v6マルチプレイヤー」。そのなかから「チームデスマッチ」と「ドミネーション」をプレイした。
チームデスマッチは、敵を倒すことでチームに得点が入り、制限時間内に規定のキル数へ先に到達したチームが勝利する、シリーズではおなじみのシンプルなルールだ。
一方のドミネーションでは、マップ上に配置されたA・B・Cの3つの地点を奪い合う。確保した地点を維持することで得点が入り、特に中央に配置されることが多いB地点を巡って激しい撃ち合いが起こる。


今回プレイしたマップは「Transit 213」と「Silkworm」の2種類。
「Transit 213」は西インドのバスデポが舞台。錆びたバスが並ぶ駐車場や狭い通路などで構成されており、バスの間を縫うように移動することになる。視界が遮られる場所も多く、近距離で突然敵と遭遇する場面も多かった。
「Silkworm」は韓国の密集した商店街が舞台。コンビニやゲームセンター、地下鉄の入口などが並び、店舗や路地、アパートを行き来しながら戦う構造になっている。建物の中を駆け抜けたり、アパート同士をつなぐ狭い通路を通ったりと、こちらも近~中距離の戦闘が多くなりやすいマップだった。
まず感じたのは「やっぱりCoDだ」という感触

実際にSwitch 2でプレイしてみて、最初に感じたのは「やっぱり『Call of Duty』だな」ということだった。
筆者は以前、『Call of Duty: Modern Warfare III』をプレイしていたのだが、今回の『Modern Warfare 4』にも、当時遊んでいたときの感覚を思い出させるような手応えがあった。
特に印象的だったのが、試合のテンポの速さ。敵を探しながら走り、見つけたら瞬間的にエイムして撃ち合う。敵を倒したらそのまま次の場所へ移動し、また敵を探す。倒されてもすぐにリスポーンして、再び戦場へ戻っていく。
立ち止まってじっくり状況を確認するというより、移動しながら敵を見つけ、撃ち合いを繰り返していくゲームデザインになっている。まるで獲物を追い立てる猟犬のようなスピード感は、まさに『Call of Duty』らしいところだと感じた。
特にチームデスマッチでは、ルールそのものがシンプルなこともあり、細かなことを考えすぎずに敵を探して撃つという遊び方ができる。久しぶりに『Modern Warfare』シリーズのマルチプレイを触った筆者にとっても、この感覚は懐かしく感じられた。
もちろん、今回は限られたプレイヤーによるマッチングだったため、かなり腕の立つプレイヤーと当たることも多く、筆者自身は何度も一方的に倒されることになった。
それでも、試合そのもののテンポは非常に速く、次々と戦闘が発生するため、撃ち合いを楽しむ『CoD』の基本的な面白さはしっかり感じられた。
一方で、試合展開が速すぎるように感じる場面も

一方、実際にプレイしていて気になった部分もある。先ほど「CoDらしい」と感じた試合のテンポの速さは、裏返すと少し忙しすぎるようにも感じられた。
基本的には、ダッシュで移動して、敵を見つけて撃つ。倒したらまたダッシュして、次の敵を探す。この繰り返しになりやすい。
もちろん、これこそが『Call of Duty』の魅力でもある。ただ、今回のプレイでは、もう少し周囲の状況を見ながら立ち回る時間があってもいいのではないか、と感じる場面もあった。
特に今回のようにプレイヤーの練度が高い環境では、敵を見つける前に倒されてしまうことも多く、落ち着いて状況を判断する余裕はあまりなかった。このあたりはプレイヤーの好みによって評価が分かれそうなところだ。
もう1つ気になったのが、リスポーン位置だ。キルされたあと、比較的近い場所に再出現するケースがあり、状況によってはリスポーンした直後から再び敵に狙われることもあった。
マップを把握しているプレイヤーが多い環境では、リスポーン地点をある程度読まれているように感じる場面もあり、連続して倒されてしまうことも。
特に今回のように試合のテンポが速いゲームでは、リスポーンから次の戦闘までの時間が短いため、こうした状況が続くと少しストレスになる。
ただし、今回プレイしたのはあくまでベータ版だ。正式リリースまでにマップやリスポーン位置などが調整される可能性もあるため、このあたりは今後の改善に期待したい。
Switch 2でもマルチプレイは問題なく遊べる

そして今回、個人的に一番確認したかったのが「Switch 2で『Call of Duty』をちゃんと遊べるのか」という部分だった。
結論から言えば、今回プレイした範囲では、マルチプレイを遊ぶうえで大きな問題は感じなかった。プレイ中に体感できる処理落ちは多少あったものの、ゲームそのものが成立しなくなるようなものではなく、試合は問題なく進行していた。
また、Switch 2版はPCなどほかのプラットフォームとのクロスプレイにも対応している。Nintendoハードだけで閉じた環境ではなく、ほかのプラットフォームのプレイヤーとも一緒に遊べるのは嬉しいところだ。
もちろん、グラフィック性能を重視するならPCやPS5、Xbox Series X|Sなどのほうが適しているだろう。ただ、「外出先でも『CoD』を遊びたい」「Switch 2で気軽に数試合だけ遊びたい」という用途なら、今回の体験では十分に成立していると感じた。
Nintendoハードでは約13年ぶりとなる『Call of Duty』の本編。Switch 2で「持ち運べるCoD」がどこまで完成度を高めてくるのか、正式版にも期待したいところだ。



