バッファロー、Wi-Fi 7対応ルーター 「WXR18000BE10P」 近日発売へ。Wi-Fi CERTIFIED 7を取得したフラッグシップモデル

バッファローは、次世代のWi-Fi規格である 「Wi-Fi 7」 に対応したフラグシップ無線ルーター製品 「WXR18000BE10P」 を近日発売すると発表した。

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バッファローのWi-Fi 7対応ルーター 「WXR18000BE10P」 が近日発売

「Wi-Fi CERTIFIED 7」 は、Wi-Fiの規格認証を行う業界団体 「Wi-Fi Alliance」 の最新Wi-Fi規格認定プログラム。米国時間1月8日に米ラスベガスで開催されているテクノロジー見本市 「CES 2024」 にあわせて発表された。

没入型でインタラクティブなテクノロジーに対するユーザーの需要増加に応え、スタジアムや大規模なキャンパスなどの密集した環境においても「Wi-Fi 7」 の機能の提供および相互接続性を保証する。「Wi-Fi CERTIFIED 7」 がサポートする主なアプリケーションは、拡張現実(AR)、仮想現実(VR)、拡張現実(XR)、没入型の3Dトレーニング、超高精細なビデオストリーミングなど。

「Wi-Fi 7」 に対応した製品は、すでに海外メーカーから国内展開が開始されていて、今後は国内メーカーからも登場予定となっているが、今回発表された製品は、国内メーカーから展開される家庭用Wi-Fiルーターとして初めて 「Wi-Fi CERTIFIED 7」 を取得した製品となる。バッファローによると、アリオン株式会社のグループ本社Allion Labs, Inc.とMediaTek Inc.との共同の取組によって、「Wi-Fi CERTIFIED 7」 の認証プログラムを完遂し、認証を取得することができたという。

Wi-Fi 7は、Wi-Fi 6/6Eに次ぐ次世代の無線LAN規格。2.4GHz/5GHz/6GHzの3帯域すべてを利用でき、最大46Gbpsの高速通信が可能だ。

チャンネル幅が320MHzに拡張され、最大16チャネルをサポート。これにより、従来のWi-Fi 6/6Eよりも最大で5倍の通信容量を提供する。さらに、変調方式が4096QAMに変更され、各シンボルでは12bitのデータを送受信できるように。これにより従来よりも最大1.2倍の速度を実現する。

また、マルチリンクオペレーション (MLO) という機能が追加され、異なる帯域を組み合わせて利用できる。たとえば、6GHzで320MHz幅、5GHz帯で160MHz幅×2系統を利用すれば (クアッドバンドが必要) 、実質的に2倍の速度を実現。旧規格に比べて遅延や混雑が大幅に改善されるだけでなく、同時接続数やストリーム数も増加し、ユーザーのオンライン体験を向上させられる有用な技術となる。

国内においては昨年12月に総務省が施行した電波法施行規則 (総務省告示第426号および同第427号) において、新たに6GHz帯/320MHz幅チャンネルによる通信が解禁され、「Wi-Fi 7」 こと 「IEEE 802.11be」 が国内でも利用可能になった。

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(画像:バッファロー)

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