バッファローは6月2日、Wi-Fi 6に対応した法人向け無線LANアクセスポイント 「WAPM-AX4R」 を発表した。2022年8月上旬より順次出荷を開始する。
「WAPM-AX4R」 の販売価格は54,780円(税込)、オプションとして専用のセキュリティカバー 「WLE-OP-SCD」 も4,180円(税込)で用意される。
法人向け無線LANアクセスポイント 「WAPM-AX4R」 8月上旬発売
「WAPM-AX4R」 は、バッファローが法人向けに開発したWi-Fi 6対応の無線LANアクセスポイントのスタンダードモデルだ。IEEE 802.11ax/ac/n/a/g/bに準拠し、2.4GHz帯 2×2 MIMOの2ストリーム、5GHz帯は2×2MIMOの2ストリーム。
5GHz帯が最大1201Mbps、2.4GHz帯が最大574Mbps (どちらも理論値) で通信が可能。有線 LANは1GbEポートでPoE受電に対応(IEEE 802.3at)する。本製品1台で、最大256台の多台数接続が可能だ (理論値/各バンドにつき128台、実効スループットは環境に依存する) 。
そのほか、DFS 障害回避機能 (レーダー波を検知した際に、瞬時に干渉しないチャンネルへと自動的にチャンネルを切り替える機能) や、公平通信制御機能 (多台数端末への通信のバラつきを制御する機能) が搭載され、安定したWi-Fi通信環境を実現する。
また、来客用としてWi-Fiネットワークを提供できるゲストポート機能を備えるほか、バッファローが提供するリモート管理サービス 「キキ Navi」 や、ネットワーク管理ソフトウェア 「WLS-ADT」 「WLS-ADT/LW」 にも対応する。
オプションとして用意される専用のセキュリティカバー 「WLE-OP-SCD」 は、本体の空き端子やリセットボタンを保護することが可能。端子部分は盗難防止用鍵でロックし、防犯対策のほか、オフィス内での万が一のトラブルや人の出入りの多い公共施設などでも安心してアクセスポイント本体を設置することができる。
「WAPM-AX4R」 の販売価格は54,780円、オプションの専用セキュリティカバー 「WLE-OP-SCD」 は4,180円で販売される (いずれも税込) 。出荷は2022年8月上旬を予定。
なお、バッファローは2022年内の法令整備を見据えて、業務用のWi-Fi 6E対応アクセスポイント 「WAPM-AXETR」 の投入も準備を進めている。
総務省は現在、6GHz帯において免許無しで通信できるようにする法令整備を進めており、同法令の整備が完了すれば日本国内においてWi-Fi 6Eに対応した無線LANアクセスポイントの利用・販売が可能になる。
(画像提供:バッファロー)