｢BlizzCon 2024｣が開催中止。将来的には復活予定だが｢今年は例年とは異なるアプローチ｣で各展示会への出展等を計画

現地時間4月25日、Blizzardは同社ファンイベント｢BlizzCon 2024｣の開催を中止すると発表した。

開催中止の理由についてBlizzardは詳しく説明しなかったものの、｢BlizzConは私たち全員にとって非常に特別なイベントであり、多くの方々が楽しみにしていることを知っています。｣としたうえで、｢この決定は軽率に下されたものではなく、過去1年間慎重に検討した結果｣であると説明している。

また、イベントを開催しないかわりに、今年は｢例年とは異なるアプローチでイベントに取り組んでいる｣とし、Gamescomなどの展示会等に参加する計画を近々発表する計画があるとのこと。

そして、今年は『World of Warcraft』の30周年ということもあり、｢世界各地での対面イベント｣を計画しているとのこと。さらに『World of Warcraft』の10番目の拡張パックである『The War Within』や、『Diablo IV』の最初の拡張パックである『Vessel of Hatred』に関するアップデートも今後数ヶ月内に発表する予定であるとしている。

｢BlizzCon｣は、Blizzard Entertainmentが開催するファンイベント。昨年は2023年11月にカリフォルニア州アナハイムで4年ぶりに開催され、同社の新作タイトルに関する発表等が行われていた。

今年の｢BlizzCon｣の開催は中止となってしまったが、来年以降はどうなるのだろうか。具体的には何も決まっていなさそうだが、Blizzardは｢将来のBlizzConの開催を楽しみにしている｣とコメントしていることから、今後開催しないということではなく来年以降のどこかでは復活する計画ではあるようだ。

ちなみに、｢BlizzCon｣は過去に何度か開催中止になったことがあり、たとえば前々回の2022年にはセクハラ問題に関する訴訟等で開催することができなかった。

また、BlizzardはMicrosoftによる買収を経て同社傘下に入ったものの、今年1月にはActivision BlizzardとXbox、そして2021年に買収されたゼニマックス・メディアの従業員1,900名が解雇されるなど、会社として大きな変化の時を迎えている。