5月27日、auはソニーの新型フラグシップスマートフォン 「Xperia 1 IV (SOG06)」 を6月3日に発売すると発表した。
Xperia 1 IVのau Online Shopにおける機種代金は192,930円(税込)で、「スマホトクするプログラム」 で13ヵ月目~25ヵ月目に返却する場合の実質負担金は111,090円となる。au Online Shopにて現在予約受付が実施されている。
なお、auでは 「Xperia 1 IV」 予約キャンペーンを実施する。 「Xperia 1 IV」 を発売前日までに予約し、7月31日までに購入し、キャンペーンサイトへアクセス&応募した方にau PAY残高10,000円相当(不課税)を還元する。キャンペーンの特典の付与は8月下旬以降に行う。
「Xperia 1 IV」 auで6月3日に発売
「Xperia 1 IV」 は、2021年に発売したハイエンド 「Xperia 1 III」 の後継モデル。内蔵プロセッサの性能を引き上げることで処理性能を改善、さらに望遠光学ズームレンズをスマートフォンとしては世界ではじめて搭載するなど、カメラ性能も引き上げた。
また、バッテリーが5,000mAhに大容量化されたにもかかわらず、重量は185g (5Gミリ派対応モデルは187g) と軽量化されているなど、先代モデルからのブラッシュアップが垣間見える。
「Xperia 1 IV」 の本体サイズは約71×165×8.2mmで先代から変わらず。重量は185g (5Gミリ派対応モデルは187g) で、先代モデルの 「Xperia 1 III」 が188gだったことから、わずかに軽くなっている。
画面は6.5インチ4K有機ELディスプレイ、リフレッシュレートも120Hzと先代の 「Xperia 1 III」 と変わらない。
アスペクト比は21:9、解像度は3840×1644ピクセル。画面輝度は従来比50%向上しており、明るい環境下でも画面がよりハッキリと見えるように。画面には高い強度を誇る米国Corning製強化ガラス 「Gorilla Glass Victus」 が採用されている。
最大の変化とも言えるのが、Xperiaシリーズが得意とするカメラ性能の向上。「Xperia 1 IV」 には、1200万画素の超広角カメラ (16mm/F2.2)、広角カメラ(24mm/F1.7)、望遠カメラ(85-125mm/F2.3~F2.8)のトリプルカメラ+3D iToFセンサーがリアカメラとして搭載されている。
望遠はスマートフォンとして世界で初めての光学ズームレンズとなっている。これまでの望遠レンズは70/105mmの可変式望遠カメラだったが、それぞれの距離はデジタルズームでカバーしていた。しかし、「Xperia 1 IV」 の望遠は85-125mmの距離で光学ズームによる可変が可能になり、3.5倍〜5.2倍の望遠レンジでより綺麗な写真が撮影できるように。
さらに、すべてのレンズに120fpsの高速読み出しに対応した1220万画素のイメージセンサー 「Exmor RS for mobile」 を搭載したことで、リアルタイム瞳AFやリアルタイムトラッキング、20コマ/秒 連写、4K 120fpsスローモーションなどがすべてのレンズで利用可能に。
リアルタイムトラッキングにはAIを駆使した被写体認識技術だけでなく、被写体との距離を測る3D iToFセンサーが活用されている。暗所でも正確に距離を測ることができるため、昼夜問わず綺麗に撮影することが可能だ。
リアカメラのレンズには、いずれもT*コーティングを施したZEISSレンズを採用。画質低下の原因となるフレアやゴーストを最小限に抑え、クリアな描写を実現した。
フロントカメラは800万画素から1220万画素に向上しており、センサーサイズも1/2.9型と大型化。暗所でのノイズ低減に加え、逆光や明暗差がある撮影シーンでも白飛びや黒つぶれせず綺麗な4K HDR画質で自撮り撮影が可能になっている。
動画撮影機能についても進化を遂げた。Xperia 1シリーズとしてはじめて本格的な動画撮影機能 「Videography Pro」 を搭載し、撮影環境に応じてフォーカスや露出、ホワイトバランスなどの設定を、素早く直感的に調整できる。Vlog Monitorとシューティンググリップ 「GP-VPT2BT」 にも対応する。
また、前述の瞳AFやオブジェクトトラッキングによって、背景の移り変わりなどのシーンでも被写体にフォーカスを合わせ続けることが可能。
さらに 「Videography Pro」 のストリーミングモードにより、「Xperia 1 IV」 単体でYouTubeライブなどの配信が可能に。設定画面からYouTubeにログインすることで直接YouTubeへ配信することができる。
SoCは最新のSnapdragon 8 Gen1 Mobile Platformを搭載し、処理性能を強化。RAM容量は12GB、内蔵ストレージ(ROM)容量は256GB/512GBの2ラインナップで、最大1TBのmicroSDXCにも対応する。
バッテリーは5,000mAhに容量が増加しているだけでなく、3年間使用しても劣化しにくい⾧寿命バッテリーとなっており、長く使用することが可能。また、30分で50%まで充電できる急速充電も備えるなど、いつでも長く使用できる安心設計となっている。ちなみにワイヤレス充電に加えて、おすそ分け充電にも対応する。
オーディオ面においては、フルステージステレオスピーカーの音質/低域の音圧が向上している。また、360 Reality Audioに引き続き対応するだけでなく、通常のステレオ音源を立体的に楽しめる 「360 Reality Audio Upmix (旧名:360 Spatial Sound)」 が利用可能だ。そのほか、圧縮音源をアップコンバートする 「DSEE Ultimate」 や3.5mmステレオミニ端子も引き続き搭載する。
加えて、歌を歌う動画投稿者向けの機能として 「Xperia 1 IV」 の内蔵マイクで収録した音声を、クラウド処理でノイズや残響音を除去し、プロレベルの録音を可能にする 「Music Pro」 アプリが搭載される。利用料金は月580円となるが、録音機能については無料で利用可能だ。
ゲーミング機能の向上も 「Xperia 1 IV」 の特徴のひとつ。「ゲームエンハンサー」 機能で画音質の設定やスマートフォンでのゲームプレイ映像をそのまま配信できるほか、ヘッドセットを接続し配信者の音声とゲームの音量をミキシングできるオーディオミキサー機能も利用可能に。なお、冷却機能によるゲームの安定した長時間プレイや、配信をサポートするための機能を搭載する 「Xperia 1 IV」 専用ゲーミングギアも現在開発中であるとのこと。
そのほか、ゲーム内の暗い部分を明るく表示し、隠れている敵や障害物を見つけやすくする「L-γレイザー」や、帯域ごとの音量調節で他のプレイヤーが近づいてくる足音など、必要な特定の音を際立たせる「オーディオイコライザー」も搭載。プレイヤーのゲームプレイをアシストすることが可能。
また、大事なスマートフォンを長く使用できるように、充電器を繋ぎながらゲームプレイ時でも端末高温化によるパフォーマンスの低下やバッテリーの劣化を抑える「HSパワーコントロール」などの機能も備える。
「Xperia 1 IV」 は5G通信のミリ波帯とSub6通信に対応する。SIMは差込式の物理SIMカードに加えて、eSIMもXperia 1シリーズとして初めてサポート。なお、ソニーのディープラーニング技術によって、無線環境の変化を予測し自動で4G/5G、Wi-Fiを切り替える 「スマートコネクティビティ」 にも対応する。
そのほか、おサイフケータイとIP65/68の防水・防塵にも対応する。生体認証は、電源ボタン一体型の指紋認証。搭載コネクタはUSB Type-Cと3.5mmオーディオジャック。カラーラインナップはブラック、アイスホワイト、パープルの3色が用意されているが、auではブラックとアイスホワイトの2色展開となる。
「Xperia 1 IV (SOG06)」 のauオンラインショップにおける機種代金は192,930円(税込)で、「スマホトクするプログラム」 で13ヵ月目~25ヵ月目に返却する場合の実質負担金は111,090円(税込)となる。
(画像:ソニー)