Appleは現行のMacに対して、独自に開発したARMベースプロセッサ 「Apple Silicon」 を搭載する計画だ。この 「Apple Silicon」 を搭載したMacは早くて今年11月に登場すると噂されているが、これに続く形で同チップを搭載したiMacが2021年前半に登場する計画があることがわかった。中国メディアThe China Timesが現地時間27日に報じた。
Apple Siliconを搭載したiMacは2021年前半に登場か
同メディアによれば、Appleは 「Apple Silicon」 を搭載したiMacを2021年前半に投入する計画だ。搭載されるApple Silicon、つまりARMベースプロセッサはTSMCが製造する5nmプロセス・デスクトップ用プロセッサ 「A14T」 が搭載されるとのこと。プロセッサのコードネームは 「Mt. Jade」、内蔵されるGPUのコードネームは 「Lifuka」 であるという。
AppleはMacBook向けにもラップトップ向けプロセッサ 「A14X」 を開発している。これは従来よりも集積率の高い5nmプロセスで製造され、次期iPad Proにも搭載される予定であるとのこと。5nmプロセスで製造されたプロセッサといえば、A14 Bionicが先日発売したiPhone 12 /12 Proシリーズ、そしてiPad Air(第4世代)に搭載されたばかり。その性能はかなり高いことから、iPadやMacに搭載されれば従来からの大幅な性能向上が期待できる。
ちなみにApple Siliconを搭載したMacBookについては前述したように今年11月に発表されるとみられている。発売時期がいつになるのか具体的な日付は明らかになっていないが、Appleは今年中にApple Siliconを搭載したMacを発売すると宣言していたことから、少なくとも12月までには登場するのではないだろうか。
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[ via MacRumors ]