Appleは 「Apple TV+」 の配信コンテンツのラインナップ拡張のため、スポーツ配信にも力を入れている。
そのラインナップのなかに、新たに英サッカー1部の試合が含まれる可能性があることがわかった。
現地時間14日、英国の老舗紙 「Daily Mail」 が報じた内容によると、Appleは英イングリッシュ・プレミアリーグ (ELP) の配信権の入札に参加する計画であるとのこと。
イングリッシュ・プレミアリーグ (ELP) は、英国におけるプロサッカー1部リーグ。スペインのラ・リーガやイタリアのセリエA、ドイツのブンデスリーガなどと肩を並べる、最も人気の高いサッカーリーグだ。
マンチェスター・ユナイテッドやマンチェスター・シティ、チェルシー、アーセナル、リバプールなど多数の著名クラブが所属するなど、世界的人気の高さからテレビなどの放映権料が高いことでも知られている。
現在は英テレビネットワークSky SportsやBT Sportなどが放映権利を持っているが、その契約は2025年で切れるという。それ以降の契約に向けた入札が2023年後半より開始される予定となっており、それにAppleが参加する計画であるとのことだ。
プレミアリーグの放映権については一社で独占で契約することができるパッケージになっていないため、もし入札で他社に勝つことができたとしても、Appleが一社独占で配信することはないものの、「Apple TV+」 などのサブスクリプションサービスなどで、本場の欧州サッカーの試合を配信することが可能になる。なお、配信権を獲得するには数十億ドル程度の大きな投資が必要になるとみられる。
なお、Appleはこれまで年間約2億5,000万ドル以上を費やし、米メジャーリーグ (MLB) とメジャーリーグサッカー (MLS) の配信権を獲得している。後者については2023年~2033年と10年に及ぶ長いパートナーシップ契約となっており、長期にわたり同コンテンツを配信することが可能だ。
(via 9to5Mac)
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