
Apple Musicは、2025年の「アーティスト・オブ・ザ・イヤー」に、ヒップホップアーティストのタイラー・ザ・クリエイターを選出した。12か月で45億分以上の再生時間を記録し、同プラットフォームにおけるキャリア最高の年を更新したことが評価につながった。
タイラーは2025年、音楽面でのクリエイティビティを爆発させた一年だった。自身の内面を深く描いた『CHROMAKOPIA』に続き、ツアーの合間に制作を進めて完成させた『DON’T TAP THE GLASS』をサプライズリリース。前者とはまったく異なるラップ主体の作風で、世界55か国以上のチャートで1位を獲得した。
全く方向性の異なる2作品を短期間で発表し、いずれも高い評価と成功を収めた点は、音楽家としての幅広さと実力を示すものだ。Apple Musicのグローバルクリエイティブディレクター、ゼイン・ロウも「彼は“不可能”を更新し続けている」と称えている。
タイラーは音楽以外でも活動の幅を広げており、ジョシュ・サフディ監督の新作映画『Marty Supreme』で長編映画に初出演。年末のグラミー賞では、2作品合わせて5部門にノミネートされた状態で授賞式に臨むという。
受賞を記念して、Apple Musicでは特別プレイリストが公開されているほか、直近のShazam履歴にタイラーの楽曲があるユーザーは、アプリ内で本人のメッセージを確認できる。
「Apple Music Awards」 は、2019年から開催されている、その年に最も優れたミュージシャンと彼らが世界の文化に与えた絶大な影響をたたえる賞。第1回目(2019年)はビリー・アイリッシュ、第2回目(2020年)はリル・ベイビー、第3回目(2021年)はThe Weeknd、第4回目(2022年)はバッド・バニー、そして第5回目となる2023年にはテイラー・スウィフトがアーティスト・オブ・ザ・イヤーを受賞。昨年にはビリー・アイリッシュが2度目の受賞となっていた。
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(画像:Apple)

