AppleのQ3決算がアナリストの予想超え。iPhone売上13.5%増&中国回復で追い風

現地時間7月31日、Appleは2025年第3四半期 (2025年4~6月期) の決算発表を行った。

同四半期の売上高は940億3600万ドル (約14兆1736億円) で、前年同期比9.6%増。純利益は234億3400万ドルで前年同期比9.3%増。1株あたり利益は1.57ドル。参考情報として、昨年同期 (2024年第3四半期) の売上は857億7700万ドル、純利益は214億4800万ドルだった。

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サービス部門が成長を牽引、iPhone販売は堅調

各製品の売上高、会社全体の売上高・純利益 (および増減) は以下表のとおり。

総売上高940億3600万ドル (+9.6%)
純利益234億3400万ドル (+9.3%)
 製品カテゴリー売上高
iPhone445億8200万ドル (+13.5%)
Mac80億4600万ドル (+14.8%)
iPad65億8100ドル (-8.1%)
Wearable & Home74億400万ドル (-8.6%)
Service274億2300万ドル (+13.3%)
地域売上高
アメリカ411億9800万ドル (+9.3%)
ヨーロッパ240億1400万ドル (+9.7%)
中国153億6900万ドル (+4.4%)
日本57億8200万ドル (+13.4%)
アジア太平洋地域76億7300万ドル (+20.1%)

Appleが現地時間7月31日に発表した2025年4〜6月期(第3四半期)決算は、売上・利益ともに市場予想を大きく上回った。iPhoneの売上が13.5%増と伸びたほか、中国市場の回復も業績を押し上げた。関税引き上げを見越した駆け込み需要も一因とみられる。

売上高は前年同期比で約9.6%増の940億ドル。アナリスト予想(893億ドル)を大きく上回り、1株利益も予想の1.43ドルに対し1.57ドルとなった。iPhoneの売上は446億ドルで、2月に登場した低価格モデル「iPhone 16e」の寄与に加え、関税回避を目的とした前倒し購入が約1ポイントの成長を支えたと、クックCEOは説明する。

中国市場でも売上は4.4%増の154億ドルと回復傾向にある。第1四半期には前年割れだったが、政府の補助金施策が奏功した。クック氏は「補助金の効果がフルに出た初の四半期」と評価している。

サービス部門も好調で、売上は13%増の274億ドル。App Storeやサブスク収益が伸びた一方、各国の規制圧力や米司法省による契約見直しなど、先行きには不透明さも残る。

次の7〜9月期について、Appleは「1桁台半ばから後半」の成長率を見込んでおり、市場予想(3.2%増)を上回るガイダンスを示した。ただし、関税コストは11億ドルに達する見通しで、依然として重荷となっている。

製品別では、Macが80億5000万ドルと予想を上回り、新型MacBook AirとMac Studioが貢献。一方、iPadは前年同期比8.1%減の65億8000万ドルにとどまり、比較対象となるiPad Proの発売があった前年の反動が出た。AirPodsやApple Watchを含むウエアラブル部門の売上は74億ドルと前年割れが続き、成長鈍化が鮮明になりつつある。

決算発表後、株価は時間外取引で約3%上昇。9月には次世代iPhoneの発表が見込まれ、AppleのAI戦略やM&Aの動向も引き続き注目される。クック氏は「企業規模にこだわらない」と述べ、大型買収の可能性も否定していない。

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