音楽が流れないのに踊る――Appleがヴィニシウス Jr.起用の『AirPods Pro 3』の新広告「Dança」を公開

Appleは6月12日、完全ワイヤレスイヤホン「AirPods Pro 3」の新たなグローバルキャンペーン映像「Dança」を公開した。

出演するのはブラジル代表およびレアル・マドリードで活躍するサッカー選手のヴィニシウス・ジュニオール(ヴィニシウス Jr.)選手。30秒の短編フィルムとして制作され、テレビやソーシャルメディア、デジタルプラットフォーム向けに展開される。

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サッカーW杯に合わせて公開。『AirPods Pro 3』の魅力をアピール

公開された映像では、ヴィニシウス Jr.選手が街中を軽やかに踊りながら進んでいく。しかし、一般的なダンス映像とは異なり、視聴者には音楽が一切聴こえない。耳に入るのは周囲の雑踏や環境音のみだ。

映像内で流れている楽曲は、AirPods Pro 3を装着したヴィニシウス Jr.選手本人だけが聴いているという演出になっている。Appleはこの表現を通じて、AirPods Pro 3のアクティブノイズキャンセリング性能を訴求する。

AirPods Pro 3は、Appleによると世界最高水準のインイヤー型アクティブノイズキャンセリングを備えるモデルだ。初代AirPods Proと比較して最大4倍、AirPods Pro 2と比較しても最大2倍のノイズ低減性能を実現したとしている。加えて、装着感や安定性を高める新デザインも採用されている。

ヴィニシウス Jr.選手はゴール後のダンスパフォーマンスで広く知られており、本作でもその個性が前面に押し出されている。

ヴィニシウス Jr.選手は今回の映像について、「音楽のないAirPodsのダンスフィルムを見るのはとても楽しかった。自分が何を聴いて踊っているのか、思わず知りたくなる。音楽は人それぞれ違う形で体験されるもの。このフィルムが人々に自分だけのサウンドトラックを想像する余白を与えていることが、とても気に入っている」とコメントしている。

今回のキャンペーンは、世界的なサッカー大会の開幕に合わせて投入された。Appleは大会期間中にテレビやオンライン広告を通じて幅広い露出を図る考えで、30秒版のほか15秒版、6秒版も展開する。

映像はYouTubeでも公開されており、音楽をあえて排除した演出が大きな特徴となっている。スポーツイベントに関連した広告の多くが派手な楽曲や実況音声を用いる中、Appleは“聴こえない音楽”をテーマに据えることでAirPods Pro 3の機能を印象付ける狙いだ。

「Dança」の監督を務めたのは、ラッパーのメガン・ザ・スタリオン氏やシンガーソングライターのハリー・スタイルズ氏のミュージックビデオで知られるAube Perrie氏。振付は2度のグラミー賞ノミネート経験を持つRyan Heffington氏が担当した。

Heffington氏は、Siaの「Chandelier」や映画「Baby Driver」の振付で知られるクリエイターで、Apple作品との関わりも深い。過去にはAirPodsの「Someday」、AirPods Proの「Snap」、HomePodの「Welcome Home」など、Appleの代表的な広告映像にも参加している。

なお、AirPods Pro 3は2025年9月に発表されたAppleのフラッグシップイヤホンで、アクティブノイズキャンセリング機能の強化に加え、心拍数センサーや50種類以上のワークアウト追跡機能、Apple Intelligenceを活用したライブ翻訳機能なども搭載している。バッテリー駆動時間はANC有効時で最大8時間、充電ケース併用時で最大24時間。防塵・防水性能はIP57に対応する。

▶︎ Apple公式サイトで「AirPods Pro 3」を購入する

(画像提供:Apple)

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