本日Appleは、2016年第2四半期(2016年1~3月)の決算発表を4月25日に行うことを発表した。
今回の決算発表は、新型の「iPhone SE」や9.7インチ型「iPad Pro」の営業成績がほとんど加味されないことを考えると正直なところあまり期待できなさそうで、またAlphabet(Googleの親会社)に時価総額が抜かれることになるかもしれない。
前回とほぼ変わらないか、より落ち込んでいる可能性あり
前回の決算発表では、iPhoneやMacの販売があまり好調でなかったことに加え、昨年11月に「iPad Pro」を発売したにも関わらずiPad製品の売り上げが21%減となってしまったことなど、メインであるiPhone・iPad・Mac部門の業績があまり良くなかったことが明らかになった。
しかし、メイン部門の業績が振るわなかったとはいえ、「Service」部門の売上は26%増、Apple Watch・Apple TVなどが含まれる「その他」部門の売上は62%増と、そちらの部門での成長が凄まじく、好調な部門と不調な部門が様々あるという結果となった。
今回の決算発表ではその後の1月〜3月分の決算が発表されるということで、「iPhone SE」や「9.7インチ型iPad Pro」の分の業績が含まれないことから、全体としてはそこまで変化はないか、メイン製品の売上はもしかすると前回よりも落ち込んでいる可能性があると予想される。
大事なのは今回の決算ではなく、次の決算で「iPhone SE」と「9.7インチ型iPad Pro」の販売がどれほど伸びているかだ。先日のスペシャルイベントで発売が発表された両製品は、現在の主力製品と肩を並べるほどの高スペックな製品だったこともあり、もしかすると売上が回復する可能性も。また、5〜6月には新たなMacBookシリーズの発売も噂されているので、次の決算ではiPhone・iPad・Macのすべての部門で売上が回復するかもしれない。
今回の決算発表ではなくその次の決算発表を期待するというのも悲しい話だが、AppleファンもといApple信者の方々は「今回は仕方ないかな」くらいの軽い気持ちで4月25日の決算発表を迎えるのが良いかもしれない。
[ via MacRumors ]