
アンカー・ジャパンは5月27日、Anker独自の新型バッテリーセル「Neo Lithium-ion Battery」を発表した。
あわせて、この新型セルを初採用したモバイルバッテリー「Anker Nano Power Bank(MagGo, Plus)」の予約販売を
Ankerは近年、モバイルバッテリー市場で高出力化や小型化を進める一方、安全性対策も強化してきた。過電圧や過充電を防ぐ多重保護機能や、バッテリー温度を監視する「ActiveShield」などを展開してきたが、今回はセルそのものから見直した新設計を打ち出した格好だ。
▶︎
発⽕原因となりうる不純物を徹底的に排除し、高い安全性を有した独自バッテリーセル
「Neo Lithium-ion Battery」は、安全性を重視したAnker独自のリチウムイオンバッテリーセル。電極や電解質に含まれる微細な不純物を徹底的に抑制した点を特徴としている。
特に正極では、発火リスクにつながる磁性異物を約667万分の1以下まで制限したとしており、Ankerは「業界史上最高レベル」と説明する。また、負極には独自の表面処理を施し、経年使用時に発生するリチウム金属析出を抑制。電解液の配合も最適化し、酸素発生などセル内部の副反応も低減したという。
耐久試験面では、セルに直接釘を刺して内部ショートを発生させる「釘刺し試験」を100%通過可能としている。試験は、中国国家標準「GB 47372-2026」に基づき第三者試験機関で実施されたもの。加えて、高温環境での耐熱試験や耐圧試験などもクリアしている。
バッテリーセル以外の安全対策も盛り込まれた。筐体には難燃性素材を採用し、内部発火時にも炎を広げにくい構造としたほか、新型のバッテリーマネジメントシステム(BMS)も搭載する。
新BMSでは、セル単位で秒ごとに状態を監視し、微細な異常も検知可能になったという。異常発生時には状態を記録し、内容に応じて一時ロックや使用停止を行う機能も備える。さらに、充放電サイクル数に応じて充電制限電圧を自動調整し、専用アプリから状態確認も行える。
新セル採用のモバイルバッテリーが登場。約15mmの薄型設計でQi2対応・10000mAh搭載
新セルを初採用する「Anker Nano Power Bank(MagGo, Plus)」は、Qi2対応スマートフォン向けのマグネット式ワイヤレス充電に対応したモバイルバッテリーだ。
容量は10000mAh。本体サイズは約104×71×15mm、重量は約215g。カラーはブラックとホワイトを用意するが、ホワイトモデルは2026年秋頃発売予定となる。
USB-C入出力は最大30Wに対応。ワイヤレス充電は最大15W出力で、USB-Cとの同時利用時は合計最大17W出力となる。Ankerによれば、iPhone 17シリーズを約2回充電できるとしている。
パッケージには本体のほか、USB-C & USB-Cケーブル(0.6m)が付属する。価格は税込1万1990円。
