Amazon Musicは、今年を振り返る9本のプレイリストを配信開始した。
プレイリストは楽曲のジャンル別に作成し、Amazon Musicにおける再生回数を参考に、Amazon Musicのキュレーターが選定したものになっている。
公開されたプレイリストは以下。
今回2つのプレイリストが新設されている。「Best ViRtual Artists」 はバーチャルアーティスト部門のランキングに基づいたプレイリストで、「Breakthrough Artists」 はキュレーターが選ぶ注目の若手アーティスト部門のプレイリストとなっている。
なお、上記プレイリストの作成に用いられた再生回数は、Amazon Music Free/Amazon Music Prime/Amazon Music Unlimitedの3つのサービスにおいて計測されている (計測期間:2023年1月1日〜2023年10月31日) 。
また、総合ランキング部門である 「Best Artists」 において、最も人気のあったアーティストはYOASOBIという結果になった。さらに、J−POP部門の 「Best of J-POP」 には宇多田ヒカル、K-POP部門の 「Best of K-POP」 にはJUNG KOOKがトップとして選出されている。
以下、プレスリリースから引用。
2023年 Best Artists
【担当キュレーターによる総括】
Amazon Music総合で2023年に最も人気のあったアーティストはYOASOBIとなりました。「アイドル」 の大ヒット、3rd EPリリースと今年の音楽シーンの中心に君臨したYOASOBIの選出に異論は全くなく、米ビルボードチャートインを果たすなど、もはや日本国内に収まらない存在となったYOASOBIの快進撃はどこまで続くのか、音楽ファンとしての興味は尽きません。
その他にも、アニメ 「鬼滅の刃」 の主題歌担当であるMAN WITH A MISSION & miletや、「【推しの子】」 ED曲担当の女王蜂、映画 「名探偵コナン 黒鉄の魚影」 主題歌提供のスピッツなど、アニメ関連に楽曲提供したアーティストの躍進が目立ったほか、10周年を迎えたMrs. GREEN APPLEが選出されるなどバラエティに富んだラインナップとなりました。
なお、総合ランキングでもある本部門にランクインしたアーティストは以下の通りです。
順位 | アーティスト名 |
---|---|
1 | YOASOBI |
2 | MAN WITH A MISSION, milet |
3 | 宇多田ヒカル |
4 | Official 髭男 dism |
5 | 優里 |
6 | 女王蜂 |
7 | Mrs. GREEN APPLE |
8 | Vaundy |
9 | あいみょん |
10 | 米津玄師 |
11 | スピッツ |
12 | 由薫 |
13 | NewJeans |
14 | NiziU |
15 | なとり |
16 | マカロニえんぴつ |
17 | マイリ―・サイラス |
18 | エド・シーラン |
19 | Uru |
20 | キタニタツヤ |
2023年 Best of J-POP
【担当キュレーターによる総括】
7月公開の映画『キングダム 運命の炎』主題歌として、自身約1年半ぶりにリリースされた 「Gold ~また逢う日まで~」 が2023年 J-POPの顔となる楽曲として選出されました。
この夏一番の話題作の主題歌として、劇場のみならず様々なメディアでオンエアされたこの楽曲を含む制作時のエピソードや楽曲へのこだわりなど、宇多田ヒカル本人を交えた貴重なインタビュー音声も収録されたプレイリスト 「Best of 宇多田ヒカル」 は、Amazon Music Unlimitedで配信中です。
2023年 Best of K-POP
【担当キュレーターによる総括】
Best of K-POPは、JUNG KOOKとなりました。ラッパーのLattoを迎えた 「Seven」 をはじめ、Jack Harlow を迎えた 「3D」 や、The Kid LAROIとCentral Ceeとの共作 「TOO MUCH」 が世界中のチャートを席巻したことから、今年の K-POPはJUNG KOOK独り勝ちと言っても過言では無い年となりました。
2023年 Best of ANIME
【担当キュレーターによる総括】
Best of Anime は、「【推しの子】」 となりました。近年の大ヒット作にはアニメタイアップが必須なのはもはや当たり前の時代となりましたが、2023年4月期に放送された本作も第1話がSNS上でトレンド世界1位、原作の売り上げ部数が1200万部を突破するなど、「鬼滅の刃」 、「ぼっち・ざ・ろっく」 に続く社会現象クラスの人気作となりました。
YOASOBIによるオープニング曲 「アイドル」 、女王蜂によるエンディング曲 「メフィスト」 は共にヒット曲として年間チャートインを果たしています。
2023年 Best of ViRtual Artists
【担当キュレーターによる総括】
Amazon Musicの新設プレイリスト 「ViRtuality」 にちなみ、新設された 「2023年 Bestof ViRtual Artists」 プレイリストのトップを飾るのは、SNSでのバズをはじめ、各チャートのトップへと上り詰めた宝鐘マリンの 「美少女無罪♡パイレーツ」 となりました。
その他にも常闇トワや、ROF-MAOといった話題のバーチャルアーティストがランクインしました。
2023年 バイラルヒッツ
【担当キュレーターによる総括】
バイラルヒッツは、imaseとなりました。今年もSNSをはじめとし、多くのバズが生まれた中でも、Amazon Musicとして特筆すべきバイラルヒットは、imaseの 「NIGHT DANCER」 です。
この楽曲はキャッチーなダンスと共にバズを生み、日本のみならず、韓国、タイ、といったアジアを中心に世界中でバズを起こしました。K-POPアイドルがSNS上でダンス動画を投稿するなど、近年稀にみる拡散力を見せ、世界中の人々を魅了しました。
2023年 Best of J-Rock
【担当キュレーターによる総括】
Best of J-Rockは、SUPER BEAVERとなりました。6月公開の映画『東京リベンジャーズ 2 血のハロウィン編 -決戦-』の主題歌として、多くの方の耳にも触れたこの楽曲は、Amazon Musicでもロングセラーとして年間を通じて多くのリスナーに支持された楽曲となりました。
昨年空前のヒットを記録した10-FEET 「第ゼロ感」 の記憶に新しい中、ライブハウスやフェスに観客が戻ってきたことで、邦楽ロックシーンはコロナ禍からの完全復活を果たしつつあります。2024年も大観衆がシンガロングできる名曲が生まれる雰囲気は継続されそうな印象です。
2023年 Best of J-Hip Hop
【担当キュレーターによる総括】
Best of J-Hip Hopは、Awichとなりました。昨年に続き2年連続での選出となるAwichは今年も 「RASEN in OKINAWA」 、「Bad Bitch 美学」 などのヒットを連発。
10月には新アルバム 「THE UNION」 を発表し、J-Hip Hopの女王としての立場をさらに確立しました。
2023年 Breakthrough Artists
【担当キュレーターによる総括】
Breakthrough Artistは、First Love is Never Returnedとなりました。2月度
BREAKTHROUGH JAPANにリストインした 「Mama’s Pie」 を皮切りに、「Twenty-Twenty」 、「OKACHIMACHI FRIDAY NIGHT」 と立て続けにリリースするトラックが選出され、年間を通じて安定したクオリティを発揮しました。
カバーアーティストに選出されることはなかったものの、高いメロディーセンスとポテンシャルに2024年に一層の活躍が期待されます。
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(画像提供:アマゾンジャパン)