Amazonが販売する 「Fire タブレット」 シリーズには、大きく分けて 「Fire 7」 「Fire HD 8」 「Fire HD 10」 「Fire Max 11」 の4種類がラインナップされている。
このうち、「Fire 7」 「Fire HD 8」 「Fire HD 10」 にはお子さん向けの 「キッズモデル」 「キッズプロ (8と10のみ)」 も展開されているため、合計9機種が存在することになる。
当然ながらそれぞれのデバイスごとに性能が異なるため、いざ買おうと思っても各モデルの違いに困惑してしまうかもしれない。
そこで当記事では、これからFire タブレットシリーズの購入を考えている方のために、すべてのFire/Fire HDシリーズを要点をまとめて比較してみた。各モデルでどのような違いがあるのか、ぜひ確認していただきたい。
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ラインナップは大きく分けて4モデル
まず、Fireタブレットシリーズ全体のラインナップについて知っておこう。
現在の 「Fireタブレット」 シリーズには、大きく分けて4つのラインナップが存在する。エントリーモデルの 「Fire 7」 、中間モデルの 「Fire HD 8」 「Fire HD 10」 、そして最上位モデルの 「Fire Max 11」 の4機種だ。
- Fire 7
:8,980円 - Fire HD 8:15,980円〜
- Fire HD 10
:19,980円〜 - Fire Max 11
:34,980円〜 - Fire 7 キッズモデル
:13,980円 - Fire HD 8 キッズモデル
:19,980円〜 - Fire HD 8 キッズプロ
:19,980円〜 - Fire HD 10 キッズモデル
:23,980円 - Fire HD 10 キッズプロ
:23,980円
当然ながら上位モデルになるにつれて性能・価格が高くなる傾向にあるが、それでもタブレット製品としては破格レベルの価格で提供されているのが 「Fireタブレット」 シリーズの特徴。最安8,980円と原価計算を間違ったのでは?と思えるような価格で販売されているため、手軽に購入できるのがポイントだ。
各端末の性能を比較すると以下のとおり。
Fire 7 | Fire HD 8 | Fire HD 10 | Fire Max 11 | |
---|---|---|---|---|
世代 | 第12世代 | 第14世代 | 第13世代 | 第13世代 |
発売日 | 2022年6月29日 | 2024年10月3日 | 2023年10月18日 | 2023年6月14日 |
購入リンク | ▶︎ Fire 7を購入 | ▶︎ Fire HD 8を購入 | ▶︎ Fire HD 10を購入 | ▶︎ Fire Max 11を購入 |
本体デザイン | ||||
本体サイズ | 181 x 118 x 9.7 mm | 201.9 x 137.3 x 9.6mm | 246 x 164.8 x 8.6mm | 259.1 x 163.7 x 7.50mm |
重量 | 282g | 337g | 434g | 490g |
画面 | 7インチ液晶 | 8インチ液晶 | 10.1インチ液晶 | 11インチ液晶 |
解像度 | 1024 x 600 (171ppi) | 1280 x 800 (189ppi) | 1920 x 1200 (224ppi) | 2000 x 1200 (213ppi) |
低ブルーライト | × | × | × | ◯ |
スタイラスペン対応 | × | × | ◯ | ◯ |
CPU | クアッドコア (2.0GHz) | 6コア (2.0GHz) | 8コア (2×2.05GHz、6×2.0GHz) | 8コア (2×2.2Ghz、6×2.0GHz) |
RAM | 2GB | 3GB/4GB | 3GB | 4GB |
内部ストレージ | 16GB | 32GB/64GB | 32GB/64GB | 64GB/128GB |
microSDカード | 最大1TBまで | 最大1TBまで | 最大1TBまで | 最大1TBまで |
背面カメラ | 2MP 720p HD録画 | 5MP 1080p HD録画 | 5MP 1080p HD録画 | 8MP 1080p HD録画 オートフォーカス |
前面カメラ | 2MP 720p HD録画 | 2MP 720p HD録画 | 5MP 1080p HD録画 | 8MP 1080p HD録画 |
バッテリー持ち | 最大10時間 | 最大13時間 | 最大13時間 | 最大14時間 |
充電時間 | 5W充電アダプタで約4時間 | 5W充電アダプタで約5時間 | 9W充電アダプタで約4時間 | 9W充電アダプタで約4.2時間 |
ワイヤレス充電 | × | × | × | × |
Showモード | × | ◯ | ◯ | ◯ |
Alexa搭載 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
スピーカー | モノラル | デュアルステレオ | デュアルステレオ | デュアルステレオ |
Dolby Atmos | × | ◯ | ◯ | ◯ |
コネクタ | USB-C | USB-C | USB-C | USB-C |
3.5mmステレオジャック | ◯ | ◯ | ◯ | × |
通信 (Wi-Fi) | IEEE802.11a/b/g/n/ac (Wi-Fi 5) | IEEE802.11a/b/g/n/ac (Wi-Fi 5) | IEEE802.11a/b/g/n/ac (Wi-Fi 5) | IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax (Wi-Fi 6) |
センサー | ・アクセロメータ | ・アクセロメータ ・環境光センサー | ・アクセロメータ ・環境光センサー | ・アクセロメータ ・環光センサー ・ホールセンサー ・指紋センサー |
カラー | ・ブラック | ・ブラック | ・ブラック ・ブルー ・パープル | ・グレー |
同梱物 | ・Fire 7本体 ・USB 2.0ケーブル ・5W電源アダプタ ・スタートガイド | ・Fire HD 8 ・Fire HD 8本体 ・USB-C (2.0) ケーブル ・5W電源アダプタ ・スタートガイド | ・Fire HD 10本体 ・USB-C (2.0) ケーブル ・9W電源アダプタ ・スタートガイド | ・Fire Max 11本体 ・USB-C (2.0) ケーブル ・9W電源アダプタ ・SDカード取り出しピン ・スタートガイド |
キーボード付きカバー対応 | × | × | × | ◯ |
価格 (税込) | 16GB:8,980円 | 32GB:15,980円 64GB:17,980円 | 32GB:19,980円 64GB:23,980円 | 64GB:34,980円 128GB:39,980円 |
購入リンク | ▶︎ Fire 7を購入 | ▶︎ Fire HD 8を購入 | ▶︎ Fire HD 10を購入 | Fire Max 11を購入 |
なお、キッズモデル/キッズプロについては無印モデルと基本性能は同じであるため、まずは無印モデルのみを比較する。キッズモデル/キッズプロのみの特徴は記事後半でまとめているので、ぜひチェックいただければと思う。
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サイズ・重量
Fireタブレットシリーズは全モデルでほぼ共通のデザインが採用されており、本体の違いはサイズと重量のみ。「Fire 7」 が最もコンパクトで軽く、次いで 「Fire HD 8」 、「Fire HD 10」 、そして 「Fire Max 11」 が最も大きく重い。持ち運びをする機会があるのなら、片手で持てるサイズの 「Fire 7/Fire HD 8」 がオススメ。自宅に据え置きで使うのが前提なら 「Fire HD 10/Fire Max 11」 がオススメだ。
Fire 7 | Fire HD 8 | Fire HD 10 | Fire Max 11 | |
---|---|---|---|---|
本体デザイン | ||||
本体サイズ | 181 x 118 x 9.7 mm | 201.9 x 137.3 x 9.6mm | 246 x 164.8 x 8.6mm | 259.1 x 163.7 x 7.50mm |
重量 | 282g | 337g | 434g | 490g |
本体サイズが大きければ画面サイズも大きく、解像度も高くなる。詳しくは次の項目で述べるが、大きな画面で綺麗なコンテンツを楽しみたい人は最低でも 「Fire HD 8」 を、予算に余裕があるなら 「Fire HD 10」 や 「Fire Max 11」 を選ぶようにしよう。
画面
「Fireタブレット」 各モデルの最も大きな違いは、画面サイズにあると言っても過言ではないだろう。搭載される画面は4サイズが用意されており、「Fire 7」 が7インチ、「Fire HD 8」 が8インチ、「Fire HD 10」 が10.1インチ、「Fire Max 11」 が11インチのディスプレイを搭載する。
いずれも液晶ディスプレイとなっており、iPhoneなどに採用されている有機ELディスプレイほどではないものの、十分に綺麗な画質でコンテンツを楽しむことが可能だ。
Fire 7 | Fire HD 8 | Fire HD 10 | Fire Max 11 | |
---|---|---|---|---|
画面 | 7インチ液晶 | 8インチ液晶 | 10.1インチ液晶 | 11インチ液晶 |
解像度 | 1024 x 600 (171ppi) | 1280 x 800 (189ppi) | 1920 x 1200 (224ppi) | 2000 x 1200 (213ppi) |
低ブルーライト | × | × | × | ◯ |
解像度は 「Fire 7」 が1024 x 600、「Fire HD 8」 が1280 x 800、「Fire HD 10」 が1920 x 1200、「Fire Max 11」 が2000 x 1200となっていて、上位モデルになるにつれて解像度が高くなっていく。
さらに最上位モデルの 「Fire 11 Max」 はTÜV Rheinlandの低ブルーライト認証を取得しており、ブルーライトによる目への負担を軽減することができる。長時間画面を見て作業することが多い人にオススメだ。
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スタイラスペンへの対応
現行のFireタブレットシリーズのうち、「Fire HD 10」 と 「Fire 11 Max」 のみスタイラスペンに対応しており、スタイラスペンでのタッチ操作やイラスト制作、書類への文字の書き込みなどが利用可能。Write to Type機能を使って、あらゆるフィールドに手書き入力するだけで、タイプ入力に変換することもできる。
Fire 7 | Fire HD 8 | Fire HD 10 | Fire Max 11 | |
---|---|---|---|---|
スタイラスペン対応 | × | × | ◯ | ◯ |
スタイラスペンは交換可能な電池で動作する仕組みになっており、最長6ヶ月間使用し続けることが可能だ。
スタイラスペンを使ってクリエイティブな作業をしたい人、PDFなどのデジタル書類への書き込みを多用する人は、「Fire HD 10」 か 「Fire Max 11」 がオススメと言えるだろう。スタイラスペンは4,980円(税込)で購入できる。
プロセッサ性能
搭載されるプロセッサは、「Fire 7」 が2.0GHzのクアッドコア、「Fire HD 8」 が2.0GHzの6コア、「Fire HD 10」 が2.05GHzの8コア、そして最上位モデルの 「Fire Max 11」 が2.2GHzの8コアとなっている。
Fire 7 | Fire HD 8 | Fire HD 10 | Fire Max 11 | |
---|---|---|---|---|
CPU | クアッドコア (2.0GHz) | 6コア (2.0GHz) | 8コア (2×2.05GHz、6×2.0GHz) | 8コア (2×2.2Ghz、6×2.0GHz) |
コア数が多い方が処理性能が高くなるため、上位モデルになればなるほど電子書籍やアプリをよりサクサク読み込める。また、「Fire HD 10」 と 「Fire Max 11」 はどちらも同じ8コアだが、クロック周波数がわずかに高くなっていることから、「Fire Max 11」 の方が処理性能が高いものとみられる。
「Fire 7」 に搭載されている2.0GHzのクアッドコアプロセッサも、一般的に使う分には十分な性能ではあると思うが、少しでも高い性能を望むのであれば 「Fire HD 8」 以上のモデルを選んでいただきたい。
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RAM容量
RAM容量は、「Fire 7」 が2GB、「Fire HD 8」 が3GBもしくは4GB、「Fire HD 10」 が3GB、「Fire Max 11」 が4GB。「Fire HD 8」 はストレージ容量によってRAM容量が異なり、32GBモデルの場合は3GB、64GBモデルの場合は4GBになる。
Fire 7 | Fire HD 8 | Fire HD 10 | Fire Max 11 | |
---|---|---|---|---|
RAM | 2GB | 3GB/4GB | 3GB | 4GB |
メモリは作業机の広さに例えられることが多い。容量が大きければ大きいほど作業机の大きさが広くなり、同時にできる作業が多くなる。ゲームなど重めのアプリ用途に購入するつもりなら、なるべくRAM容量の多いモデルを購入しておこう。
ストレージ容量/microSDへの対応
ストレージ容量は 「Fire 7」 が16GBのみ、「Fire HD 8」 と 「Fire HD 10」 が32GB/64GB、「Fire Max 11」 シリーズが64GB /128GBのラインナップになっている。
Fire 7 | Fire HD 8 | Fire HD 10 | Fire Max 11 | |
---|---|---|---|---|
内部ストレージ | 16GB | 32GB/64GB | 32GB/64GB | 64GB/128GB |
microSDカード | 最大1TBまで | 最大1TBまで | 最大1TBまで | 最大1TBまで |
Amazonデバイスということもあり、小説やコミックなどのKindle本 (電子書籍) をデバイス内に保存するユーザーが多いのではないかと思う。その場合は64GBもしくは128GB (Fire Max 11のみ) の大容量モデルをオススメしたいところだが、実は 「Fireタブレット」 はmicroSDを内蔵ストレージとして利用することができるため、必ずしも内蔵ストレージ容量にこだわる必要はなかったりする。
まずは最少容量モデルを購入しておき、必要になったらmicroSDカードを追加購入して、ストレージを拡張すると良いのではないだろうか。ちなみに、microSDカードは全モデルで1TBをサポートしているため、大抵のユーザーは容量に困ることはなさそうだ。
バッテリー持ち
バッテリー駆動時間は、スペック上は10〜14時間。「Fire 7」 が最大10時間、「Fire HD 8」 シリーズと 「Fire HD 10」 が最大13時間、「Fire Max 11」 が最大14時間となっている。もっとも電池持ちが長いのが最上位モデルの 「Fire Max 11」 、次点が 「Fire HD 8」 シリーズと 「Fire HD 10」 だ。
Fire 7 | Fire HD 8 | Fire HD 10 | Fire Max 11 | |
---|---|---|---|---|
バッテリー持ち | 最大10時間 | 最大13時間 | 最大13時間 | 最大14時間 |
「Fire 7」 以外のモデルでは、ほぼ半日は充電せずに使い続けられることになる。さすがに1日持つことはないようだが、この価格帯のタブレットとしては十分な電池持ちと言えるだろう。
充電コネクタ
Fireタブレットシリーズに搭載されている外部コネクタは、いずれもUSB Type-C。
従来はUSB 2.0 Micro-Bコネクタが採用されていたが、2022年5月に新型Fire HD 7でUSB Type-Cが搭載されたことによって、USB 2.0 Micro-B搭載モデルは絶滅。すべてUSB Type-Cに置き換えられている。
Fire 7 | Fire HD 8 | Fire HD 10 | Fire Max 11 | |
---|---|---|---|---|
コネクタ | USB-C | USB-C | USB-C | USB-C |
充電時間 | 5W充電アダプタで約4時間 | 5W充電アダプタで約5時間 | 9W充電アダプタで約4時間 | 9W充電アダプタで約4.2時間 |
フル充電までにかかる時間は3〜5時間。「Fire 7」 と 「Fire HD 8」 には5W電源アダプタが搭載される関係で約4〜5時間となっているが、上位モデルの 「Fire HD 10」 、「Fire Max 11」 には9Wの電源アダプタが搭載されており、約3〜4時間でフル充電が可能だ。
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スピーカー性能
内蔵スピーカーは、「Fire 7」 のみモノラルで、それ以外のモデルはすべてデュアルステレオだ。
Fire 7 | Fire HD 8 | Fire HD 10 | Fire Max 11 | |
---|---|---|---|---|
スピーカー | モノラル | デュアルステレオ | デュアルステレオ | デュアルステレオ |
Dolby Atmos | × | ◯ | ◯ | ◯ |
もしAmazon Musicなどで音楽を楽しんだり、Prime Videoなどの動画配信サービスを視聴することが多いなら、Fire 7のモノラルスピーカーではちょっと物足りなさを感じるため、できればそのほかのモデルを選んでおきたいところ。
また、ステレオスピーカー搭載モデルはいずれもDolby Atmosに対応するため、対応コンテンツをサラウンド音声で楽しめる。この点も踏まえると、音質に少しでもこだわりがあるならFire 7以外のモデルを選ぶのがオススメだ。
カメラ性能
Fireタブレットには、背面と前面に1つずつカメラが搭載されている。背面カメラは主に写真や動画の撮影に使うもので、前面カメラは自撮り写真/動画の撮影のほか、ビデオ通話に使用するためのカメラだ。
Fire 7 | Fire HD 8 | Fire HD 10 | Fire Max 11 | |
---|---|---|---|---|
背面カメラ | 2MP 720p HD録画 | 5MP 1080p HD録画 | 5MP 1080p HD録画 | 8MP 1080p HD録画 オートフォーカス |
前面カメラ | 2MP 720p HD録画 | 2MP 720p HD録画 | 5MP 1080p HD録画 | 8MP 1080p HD録画 |
背面カメラに関しては、「Fire 7」 が2MP、「Fire HD 8」 と 「Fire HD 10」 が5MP、「Fire Max 11」 が8MPとなっている。「Fire 7」 に比べると、それ以外のモデルの画質は高いものの、それでも5MP〜8MPで撮影できる写真のクオリティはあまり高いとは言えない。
もしスマートフォンを持っているなら、そちらのカメラで撮影した方が良い写真を撮影できると思うので、Fireタブレットの背面カメラの画質はあまり気にしなくても良さそうだ。
前面カメラに関しては、「Fire Max 11」 が8MP、「Fire HD 10」 が5MP、そのほかのモデルは2MPのカメラを搭載している。ビデオ通話で少しでも高画質な映像を相手に届けたいなら 「Fire Max 11」 や 「Fire HD 10」 を購入すべきだが、カメラ品質のためだけに上位モデルを購入するのはコストパフォーマンスに見合わない可能性があるため、そのほかの要素も含めた上で検討していただきたい。
Showモード/Alexaの対応有無
Fireタブレットは、全モデルにAlexaが搭載されていて、「Alexa、明日の天気は?」 「Alexa、ジャズをかけて」 と声で呼びかけることで、様々な情報を聞いたり、操作のリクエストができる。
Fire 7 | Fire HD 8 | Fire HD 10 | Fire Max 11 | |
---|---|---|---|---|
Showモード | × | ◯ | ◯ | ◯ |
Alexa搭載 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
また、「Fire HD 8」 より上位のモデルでは 「Showモード」 が利用できる。同モードに切り替えることでタブレットが全画面表示になり、スマートディスプレイのように使える機能で、切り替えスイッチをタップしたり、Alexaにお願いすることで簡単にモードを切り替えることができる。
「Showモード」 は 「Fire 7」 では利用できないため、Fireタブレットをタブレット兼スマートディスプレイとして使いたい人は、そのほかのモデルを選んでいただきたい。
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キーボード付きカバーの対応有無
FireタブレットをノートPCのように使って作業したいなら、「キーボード付きカバー」 の購入がオススメ。同カバーにはキーボードとトラックパッドが搭載されており、装着することでFireタブレットをノートPCのように使えるようになる。ドキュメント作成など、文字入力の多い作業をするなら必須アイテムだ。
Fire 7 | Fire HD 8 | Fire HD 10 | Fire Max 11 | |
---|---|---|---|---|
キーボード付きカバー対応 | × | × | ◯ | ◯ |
キーボード付きカバーに対応しているモデルは 「Fire HD 10」 と 「Fire Max 11」 の2モデル。購入時に 「本体+キーボード」 を選ぶことで本体と一緒に購入することが可能だ。
キッズモデル/キッズプロ
Fireタブレットシリーズのうち、「Fire 7」 「Fire HD 8」 「Fire HD 10」 には 「キッズモデル」 と呼ばれるお子さん向けのモデルが用意されており、「Fire HD 8」 「Fire HD 10」 にはさらに小学生向けの 「キッズプロ」 も用意されている (Fire Max 11のキッズモデル/キッズプロはなし) 。
キッズモデルとキッズプロは、基本的な仕様はFire 7/Fire HD 8/Fire HD 10と同じなのだが、子ども向け電子書籍など、数千点のコンテンツが読み放題になる 「Amazon Kids+」 の1年間のサブスクリプションや、本体保護のための専用カバーが付属する。専用カバーはキッズモデルの方が分厚くなっており、キッズプロは少しスリムなカバーが採用されている。
さらに、故障・破損時に、無償で本体を交換できる限定保証が2年間提供されるのも大きなメリットだ。お子さんに持たせるにはぴったりのモデルなので、もしお子さんの使用がメインになるなら、ぜひともキッズモデル/キッズプロを選んでいただきたい。
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カラーラインナップ
展開されるカラーラインナップは、各モデルによって異なる。
Fire 7 | Fire HD 8 | Fire HD 10 | Fire Max 11 | |
---|---|---|---|---|
カラー | ・ブラック | ・ブラック | ・ブラック ・ブルー ・パープル | ・グレー |
下位モデルから順に、「Fire 7」 と 「Fire HD 8」 がブラックのみ、「Fire HD 10」 がブラック/ブルー/パープルの3色、「Fire Max 11」 は、グレーのみの展開。
Fire 7 キッズモデル | Fire HD 8 キッズモデル | Fire HD 8 キッズプロ | Fire HD 10 キッズモデル | Fire HD 10 キッズプロ | |
---|---|---|---|---|---|
カラー | ・ブルー ・パープル | ・ブルー ・グレープ ・ディズニープリンセス | ・グリーン ・プラネット ・マーベルアベンジャーズ | ・グリーン ・ピンク ・ブルー | ・ギャラクシー ・スマイル |
キッズモデルはケースのカラー/デザインが複数種類用意されており、「Fire 7 キッズモデル」 がブルーとパープルの2種類。「Fire HD 8 キッズモデル」 はブルー、グレープに加えてディズニープリンセスの専用カバーの合計3種類が用意される。「Fire HD 10 キッズモデル」 はグリーン、ピンク、ブルーの3種類。
キッズプロは、「Fire HD 8」 がグリーン、プラネットに加えて、マーベルアベンジャーズの専用カバーの合計3種類。「Fire HD 10 キッズプロ」 がギャラクシーとスマイルの2種類だ。
価格
「Fireタブレット」 シリーズの最大の魅力は、他社製のタブレット端末に比べて安価に購入できること。価格は端末ごとに異なるが、最安が 「Fire 7」 で8,980円、「Fire HD 8」 は15,980円〜、「Fire HD 10」 が19,980円〜、「Fire Max 11」 が34,980円〜となっている。
参考として、国内で最も人気のあるAppleのiPadシリーズは最安モデルでも58,800円〜と、価格にはだいぶ開きがある (価格はいずれも税込) 。
Fire 7 | Fire HD 8 | Fire HD 10 | Fire Max 11 | |
---|---|---|---|---|
価格 (税込) | 16GB:8,980円 | 32GB:15,980円 64GB:17,980円 | 32GB:19,980円 64GB:23,980円 | 64GB:34,980円 128GB:39,980円 |
もちろん、FireタブレットとiPadでは性能面や仕様面で大きな隔たりがあるため一概にどっちが安いとは言えないものの、“大きな画面が搭載されたタブレット” という観点だけで見れば、Fireタブレットはとても魅力的な製品のひとつと言えるだろう。
しかも、Amazon.co.jpでは 「Amazonタイムセール祭り」 や 「プライムデー」 「ブラックフライデー」 「初売り」 などでFireタブレットのセールを開催することがあるため、さらに安く買えるタイミングがある。Fireタブレットをお得に買いたいなら、ぜひセール等をチェックしてみていただきたい。
あなたにオススメの 「Fireタブレット」 は?
以上、「Fireタブレット」 の各モデルを比較してきたが、あなたにピッタリの1台は見つかっただろうか。
もし、まだ悩んでいるようなら以下に簡単な選び方を示しておいたので参考にしていただきたい。
▶︎ Fire 7
性能はそこそこで良いので安いモデルが欲しい方向け
▶︎ Fire HD 8
画質と価格の両方に優れた高いコストパフォーマンスモデルが欲しい方向け
▶︎ Fire HD 10
大画面でコンテンツを楽しみたい方、処理性能は高いほうが良い方向け
▶︎ Fire Max 11
スタイラスペンやキーボード付きケースを使って制作活動やドキュメント制作などの仕事をバリバリしたい方向け
人によって使い方やこだわりポイントは様々だと思うので、ぜひ当比較記事でじっくり検討いただき、ご自身にあった一台をお選びいただければと思う。
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比較表:Fire 7/Fire HD 8/Fire HD 10/Fire Max 11
Fire 7 | Fire HD 8 | Fire HD 10 | Fire Max 11 | |
---|---|---|---|---|
世代 | 第12世代 | 第14世代 | 第13世代 | 第13世代 |
発売日 | 2022年6月29日 | 2024年10月3日 | 2023年10月18日 | 2023年6月14日 |
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本体デザイン | ||||
本体サイズ | 181 x 118 x 9.7 mm | 201.9 x 137.3 x 9.6mm | 246 x 164.8 x 8.6mm | 259.1 x 163.7 x 7.50mm |
重量 | 282g | 337g | 434g | 490g |
画面 | 7インチ液晶 | 8インチ液晶 | 10.1インチ液晶 | 11インチ液晶 |
解像度 | 1024 x 600 (171ppi) | 1280 x 800 (189ppi) | 1920 x 1200 (224ppi) | 2000 x 1200 (213ppi) |
低ブルーライト | × | × | × | ◯ |
スタイラスペン対応 | × | × | ◯ | ◯ |
CPU | クアッドコア (2.0GHz) | 6コア (2.0GHz) | 8コア (2×2.05GHz、6×2.0GHz) | 8コア (2×2.2Ghz、6×2.0GHz) |
RAM | 2GB | 3GB/4GB | 3GB | 4GB |
内部ストレージ | 16GB | 32GB/64GB | 32GB/64GB | 64GB/128GB |
microSDカード | 最大1TBまで | 最大1TBまで | 最大1TBまで | 最大1TBまで |
背面カメラ | 2MP 720p HD録画 | 5MP 1080p HD録画 | 5MP 1080p HD録画 | 8MP 1080p HD録画 オートフォーカス |
前面カメラ | 2MP 720p HD録画 | 2MP 720p HD録画 | 5MP 1080p HD録画 | 8MP 1080p HD録画 |
バッテリー持ち | 最大10時間 | 最大13時間 | 最大13時間 | 最大14時間 |
充電時間 | 5W充電アダプタで約4時間 | 5W充電アダプタで約5時間 | 9W充電アダプタで約4時間 | 9W充電アダプタで約4.2時間 |
ワイヤレス充電 | × | × | × | × |
Showモード | × | ◯ | ◯ | ◯ |
Alexa搭載 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
スピーカー | モノラル | デュアルステレオ | デュアルステレオ | デュアルステレオ |
Dolby Atmos | × | ◯ | ◯ | ◯ |
コネクタ | USB-C | USB-C | USB-C | USB-C |
3.5mmステレオジャック | ◯ | ◯ | ◯ | × |
通信 (Wi-Fi) | IEEE802.11a/b/g/n/ac (Wi-Fi 5) | IEEE802.11a/b/g/n/ac (Wi-Fi 5) | IEEE802.11a/b/g/n/ac (Wi-Fi 5) | IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax (Wi-Fi 6) |
センサー | ・アクセロメータ | ・アクセロメータ ・環境光センサー | ・アクセロメータ ・環境光センサー | ・アクセロメータ ・環光センサー ・ホールセンサー ・指紋センサー |
カラー | ・ブラック | ・ブラック | ・ブラック ・ブルー ・パープル | ・グレー |
同梱物 | ・Fire 7本体 ・USB 2.0ケーブル ・5W電源アダプタ ・スタートガイド | ・Fire HD 8 ・Fire HD 8本体 ・USB-C (2.0) ケーブル ・5W電源アダプタ ・スタートガイド | ・Fire HD 10本体 ・USB-C (2.0) ケーブル ・9W電源アダプタ ・スタートガイド | ・Fire Max 11本体 ・USB-C (2.0) ケーブル ・9W電源アダプタ ・SDカード取り出しピン ・スタートガイド |
キーボード付きカバー対応 | × | × | × | ◯ |
価格 (税込) | 16GB:8,980円 | 32GB:15,980円 64GB:17,980円 | 32GB:19,980円 64GB:23,980円 | 64GB:34,980円 128GB:39,980円 |
購入リンク | ▶︎ Fire 7を購入 | ▶︎ Fire HD 8を購入 | ▶︎ Fire HD 10を購入 | Fire Max 11を購入 |
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(画像:Amazon)