AirPods Pro 3が発表。世界最高のANCと心拍センサー、ライブ翻訳を搭載

Appleは現地時間9月9日、新製品発表イベント「Awe dropping.」を開催。新型イヤホン「AirPods Pro 3」を正式発表した。

今回の新モデルは3年ぶりの大型アップデートとなり、世界最高レベルを謳うアクティブノイズキャンセリング(ANC)、新しい心拍センサー、そしてライブ翻訳機能が目玉だ。価格は据え置きの249ドル。9月9日から予約受付を開始し、同月19日に発売予定だ。

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世界最高のANCと新デザイン

AirPods Pro 3は音質と装着感の両面で進化した。Appleによれば、ANCはAirPods Pro 2から2倍、初代モデル比では4倍の効果を実現。Appleは「世界最高のANC」と表現しており、新たにフォーム入りイヤーチップを採用したことで、外部ノイズの遮断性能を大きく引き上げた。

外部音取り込みモードも進化し、周囲の人の声を自然に聞き取りながらコミュニケーションできるようになった。

内部構造も刷新され、低音の迫力やボーカルの明瞭さを含む音の立体感が改善されている。

デザイン面では、1万以上の耳の3Dスキャンと10万時間に及ぶリスニングテストをもとに設計を最適化。AirPods本体を小型化し、5サイズのイヤーチップ(新たにXXSを追加)を用意することで、より幅広いユーザーにフィットする仕様となった。装着の安定性が大幅に向上し、激しいワークアウト中でも外れにくくなった。

さらにIP57耐水・防塵性能を備え、大雨の中でも安心して使える。音楽を聴きながらのランニングやトレーニングには理想的だ。

バッテリー駆動時間はANCオンで最大8時間、透明モードでは最大10時間と前世代から伸びており、長時間の使用にも耐える仕様になっている。

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AirPodsに新たな役割。心拍センサーとライブ翻訳が登場

AirPods Proシリーズはもともとワークアウト用ヘッドフォンとしての人気も高い。そこでAirPods Pro 3では、Apple史上最小の心拍センサーを搭載。正確に心拍数を計測し、フィットネスアプリ上でリアルタイムに消費カロリーや運動強度を確認できる。

赤外線を利用したPPG方式に加え、モーションセンサーと機械学習アルゴリズムを組み合わせたAIモデルを活用しており、その学習には実に5,000万時間分のデータが投入された。

AirPods Pro 3では、50種類以上のワークアウトを追跡でき、消費カロリーやMoveリングの進捗も反映される。Apple Intelligenceを活用した「Workout Buddy」機能も追加され、リアルタイムでモチベーションを高めるパーソナライズドなアドバイスを提供する。

さらに注目すべきは、AirPods単体で動作する新機能「ライブ翻訳」機能だ。両方のステムをタップすると翻訳モードに入り、相手の言葉を聞き取り、自分の言語で読み上げてくれる。

外国語で話しかけられると母国語に翻訳し、意味を保持したフレーズ単位で再生。iPhoneの画面には相手の言葉と翻訳文が並んで表示され、音声でも聞き取れる。

会話中はANCが相手の声を自動的にボリュームダウンし、翻訳音声に集中できるように調整されている。リリース時点では英語、フランス語、ドイツ語、ポルトガル語、スペイン語に対応し、年内には日本語、韓国語、中国語(簡体字)、イタリア語が追加される予定だ。

Appleは「iOS 26」のリリースに合わせて、AirPods全体にもアップデートを提供する。AirPodsをiPhoneカメラのリモコンとして使える新機能や、AirPods 4とAirPods Pro 2向けのスタジオ品質オーディオなども含まれており、既存ユーザーにも恩恵がある。

価格は据え置きの249ドル。9月9日から予約受付を開始し、同月19日に発売予定だ。

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(画像:Apple)

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