現地時間8月7日、韓国Samsungは米ニューヨークで新製品発表イベント 「Galaxy UNPACKED 2019」 を開催。新型フラグシップスマートフォン 「Galaxy Note 10 / 10+」 を発表した。
新型Galaxy Noteは「10」と「10+」の2種類に
今回発表された 「Galaxy Note 10 / 10+」 は、今年2月に発表されたスマートフォン 「Galaxy S10 / S10+」 の大型モデル。先代の 「Galaxy Note 9」 はひとつのモデルしか存在しなかったが、今回は画面サイズ別に2モデルが用意されることに。
画面はどちらも有機ELディスプレイが採用、画面サイズは 「Galaxy Note 10」 が6.3インチ、「Galaxy Note 10+」 が6.8インチ。解像度は前者が1080×2280、後者が1440×3040でアスペクト比は19:9、どちらもHDR10+の表示に対応する。ちなみに、「Galaxy Note 10+」 はGalaxyシリーズで最も大きなデバイスになっている。
ディスプレイ上部にはパンチホールと呼ばれる小さな穴が配置されており、ここにフロントカメラが内蔵。これはGalaxy S10シリーズと同じ製品デザインになっている。
この小さな穴にカメラを内蔵することによって、上下のベゼルが狭化。特に上部ベゼルに関してはかなり細くなっている。
生体認証は顔認証機能と指紋認証機能のふたつ。指紋認証機能は画面内蔵型で、画面の上に指を置くことでユーザー本人の確認が可能だ。
ちなみに、「Galaxy Note 10」 シリーズでは、Galaxy Note 9に存在したBixbyボタンや3.5mmオーディオジャックが廃止。さらにこれらの廃止に加えて、電源ボタンの位置も変更になったようだ。
Galaxy Note 10とGalaxy Note 10+の詳しい違いについてはこちらの比較記事で解説している。
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・【比較】「Galaxy Note 10」 と「Galaxy Note 10+」 の違いを解説
今回のGalaxy Noteシリーズには 「Galaxy Note 10」 と 「Galaxy Note 10+」 のふたつの製品ラインナップが用意されているが、両者の主な違いは画面サイズと背面カメラの個数だ。
「Galaxy Note 10」 にはトリプルレンズカメラ、「Galaxy Note 10+」 にはクアッドレンズカメラが搭載される。
「Galaxy Note 10」 の背面カメラは、1,200万画素の通常画角レンズと、1,200万画素の望遠レンズ、1,600万画素の超広角レンズの3つ。
「Galaxy Note 10+」 には1,200万画素の通常画角レンズと、1,200万画素の望遠レンズ、1,600万画素の超広角レンズ、ToFカメラ (深度センサー) の4つが搭載されている。このToFセンサーが搭載されたことで、「Galaxy Note 10+」 はボケ効果のある動画撮影が可能になっている。
搭載されるSoCは 「Galaxy Note 10」 と 「Galaxy Note 10+」 ともに7nm (64bit) のオクタコアプロセッサ。
メモリ容量は 「Galaxy Note 10」 が8GB/12GB、「Galaxy Note 10+」 が12GBのみとなっている。
ストレージ容量は、「Galaxy Note 10」 が256GB。「Galaxy Note 10+」 が128GB/256GBの2種類。外部ストレージに関してはどちらも最大1TBのmicroSDに対応する。
そのほかの機能として、「Galaxy Note 10」 シリーズはUSB Type-Cポートを搭載し、最大45WのUSB-PD充電に対応する。また、ワイヤレス充電に対応するだけでなく、他デバイスをワイヤレス充電できるワイヤレスパワーシェア機能にも対応する。
通信はWi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac/axに対応し、最新のWi-Fi 6をサポートする。防水等級はIP68で防水・防塵仕様だ。
さらに、Galaxy S10シリーズと同様、「Galaxy Note 10」 と 「Galaxy Note 10+」 にも5Gモデルが投入される。5Gはミリ波に対応し、高速通信が可能だ。
カラーラインナップは、「Galaxy Note 10」 はAura Black、Aura White、Aura Glow +α。「Galaxy Note 10+」 はAura Black、Aura White、Aura Glow、Aura Blueの全4色。価格は 「Galaxy Note 10」 が949.99ドルから、「Galaxy Note 10+」 が1099.99ドルから。
発売は2019年8月23日を予定しており、米国では8月8日から予約受付が開始される。
Noteシリーズの最大の特徴 「Sペン」 も進化
Galaxy Noteシリーズといえば、スタイラス 「Sペン」 が最大の特徴だ。今回の新型Sペンにはモーションセンサーが搭載されており、空中で動かすことで特定の操作ができるようになっている。
例えばカメラを起動した状態で、ボタンを押しながら動かすとカメラを遠隔操作することが可能。クルクルとペンを回すことでズームイン・ズームアウトが可能だという。
さらにメモアプリにおいては、Sペンで書いた文字をテキスト化することが可能になっている。
Sペンは 「Galaxy Note」 シリーズの本体カラーと統一感のあるカラーになっていて、例えばAura Whiteには白色のSペンが付属する。
Galaxy Note 10とGalaxy Note 10+の違いはこちらの比較記事から確認可能。どちらを購入しようか迷った方はぜひ参考にしていただきたい。
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・【比較】「Galaxy Note 10」 と「Galaxy Note 10+」 の違いを解説
Galaxy Note 10 | Galaxy Note 10+ | |
---|---|---|
ディスプレイ | Dynamic AMOLED Infinity-O Display | |
ディスプレイサイズ | 6.3インチ | 6.8インチ |
解像度 | 1080 × 2280 (401ppi) |
1440 × 3040 (498ppi) |
生体認証 | 指紋認証:超音波方式 (画面内蔵型) 顔認証 |
|
プロセッサ | 7nm 64-bit Octa-core processor | |
背面カメラ | トリプルレンズ 16MP 超広角カメラ(F2.2) 12MP 広角カメラ(F1.5/F2.4) 12MP 望遠カメラ(F2.1) |
クアッドレンズ 16MP 超広角カメラ(F2.2) 12MP 広角カメラ(F1.5/F2.4) 12MP 望遠カメラ(F2.1) DepthVisionカメラ |
前面カメラ | シングルレンズ 10MP(F2.2) |
シングルレンズ 10MP(F2.2) |
メモリ | 8GB / 12GB | 12GB |
本体ストレージ | 256GB | 256GB / 512GB |
外部ストレージ | microSD (最大1TB) | |
外部ポート | USB-C | |
バッテリー容量 | 3,500mAh | 4,300mAh |
充電 | 45W USB-PDに対応 ワイヤレス充電対応 ワイヤレスパワーシェアに対応 |
|
OS | Android 9.0 | |
通信 | Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac/ax Bluetooth 5.0 4G/5G |
|
防水 | IP68 | |
本体サイズ | 71.8 x 151.0 x 7.9mm | 77.2 x 162.3 x 7.9mm |
重量 | 168g | 196g (5G対応モデルは198g) |
カラー | Aura Black Aura White Aura Glow +α |
Aura Black Aura White Aura Glow Aura Blue |
価格 | 949.99ドル | 1099.99ドル |
発売日 | 2019年8月23日(米国時間) 予約は8月8日から |