KDDIとソフトバンクが5G基地局の早期整備で提携 両社保有の基地局を相互運営

国内大手キャリアのKDDIとソフトバンクは3日、5G基地局の運営・整備で提携することを発表した。主に地方における5Gネットワークの早期整備を共同で推進する。

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KDDIとソフトバンクが5G基地局の運営・整備で提携

両社の発表によると、5Gネットワークは28GHz帯や3.7GHZ帯のような高い周波数帯を用いるため、全国で同ネットワークを整備するために膨大な基地局の設置が必要。さらに、多額の投資や長期間の工事が必要となるという。

一般的に高い周波数の電波は伝達できる距離が短い。そのためこれまでよりも多くの基地局が必要になるが、基地局を設営するのは決して簡単ではなく、さらに人口密度の少ない地方では投資効果がやや薄い。

これらの影響を軽減するため、KDDIとソフトバンクは 「協争」 を決めた。両社の持つ基地局などを共有して使用するインフラシェアリングによって効率的な基地局の整備を推進する。

さらに、これらの基地局を有効活用することを目的とした工事設計や施行管理を進めるための、共同施行管理会社の設立も視野に入れる。

まず両社は準備室を設置し、今秋から北海道旭川市内、千葉県成田市内および広島県福山市内で共同実証に取り組む。工事設計から施工管理までのプロセス効率化を図るとともに、5Gネットワークの品質向上効果や地方における整備期間の短縮効果を検証するとしている。

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