ドコモ、下り375Mbpsの通信回線を6月から提供開始へ 「PREMIUM 4G」を高速化へ

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最近、4K動画や動画配信サービスが普及してきており、年々スマホやPCで要求されるデータ転送速度は高いレベルが求められている。これからお伝えする情報は、現状の4G回線(LTE)のスピードで満足できないユーザーには朗報となるかもしれない。

NTTドコモは本日、4G回線よりも早い通信速度を実現する「PREMIUM 4G」を提供する予定であることを明らかにした!

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6月からサービス開始 下り最大375Mbpsで通信可能に

NTTドコモは、2016年6月から下り375Mbpsの通信速度を実現する「PREMIUM 4G」の提供を開始することを明らかにしている。

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ドコモは今まで、2GHz帯(112.5Mbps)と1.7GHz(150Mbps)の2つの通信帯を同時に提供することで、下り最大262.5Mbpsの「PREMIUM 4G」というサービスを提供していた。通常のLTEの倍近く速いスピードで通信を行うことができ、また複数の通信帯を使用することで混雑緩和をすることが可能だった。

6月から開始するサービスでは、さらに一部地域は3G回線に使用している800Mbps回線(112.5Mbps)を、LTE回線専用にすることで、下り最大375Mbpsの通信速度を実現することが可能になるという。

このサービスはスマホユーザーには非常に魅力的なサービスではあるが、残念ながら現在販売されているスマホで利用することができない。

現在、国内で販売されているスマホで唯一利用できるのは、「AQUOS ZETA SH-01H」だけだ。他のスマホに関しては、これから発売するスマホが順次対応していくものと思われる。

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既存のLTEもグレードアップする見込み

またドコモは、同時に既存のLTE専用回線に対しても、新たに3.5GHz帯を追加することも発表しており、複数の通信回線を束ねる「キャリアアグリゲーション技術」により、下り最大370Mbpsの通信を可能にするという。

複数の周波数帯を同時に利用することで高速通信ができるのはもちろんだが、それよりも重要なのは通信の混雑を解消することだ。一つの回線を大量のユーザーで使うよりも、複数の回線を複数のユーザーで分けて使うことができるため、ユーザー1人あたりの通信量を増やすことができるということだ。

このサービスの採用を発表しているのは、今のところドコモのみだが、今後auやSoftbankも採用していくものとみられており、主要3キャリアのユーザーは近いうちに高速通信が可能になるはず。

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ドコモでは300Mbps以上の通信速度の回線は、まず都市部で普及させるとしており、375Mbpsの回線は山手線の周辺など、より人が密集している地域で展開するとのことだ。

全国的に普及するにはまだしばらく時間がかかりそうだが、順次拡大していくはずなのでじっくり待つことにしよう!

[ via NTTドコモ / ケータイWatch / ITPro / ]

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