2月21日、Samsungは米サンフランシスコで開催した新製品発表イベント 「Galaxy UNPACKED 2019」 で、期待の折りたたみスマートフォン 「Galaxy Fold」 を正式に発表した。
この 「Galaxy Fold」 は、「Infinity Flex Display」 と呼ばれるフレキシブル有機ELディスプレイが搭載されており、本のように開いたり閉じたりすることができる新感覚のスマートフォン。正式発表に伴い、ついに折りたたみスマホ 「Galaxy Fold」 の全貌が明らかになっているので、当記事で詳細をまとめた。
折りたたみスマホ 「Galaxy Fold」 が初披露 価格は約22万円!
今回発表された 「Galaxy Fold」 は、本のように開いたり閉じたりできるユニークなスマートフォンだ。本体内側のフレキシブル有機ELディスプレイと、外側のカバーディスプレイの2枚のディスプレイが搭載されている。
閉じて使う際は外側のカバーディスプレイを従来のスマートフォンのように使用する。画面サイズは4.6インチ、画面比率は21:9だ。
大きな画面が必要な時は、折りたたんだ 「Galaxy Fold」 を開いて内側の大きな画面を使用する。画面は折れ曲がるフレキシブル有機ELディスプレイ、画面サイズは7.3インチ、画面比率は4.2:3だ。
この折りたたみスマホの最大のメリットは、使う用途によってどの画面を使うかを選ぶことができるということ。街中を歩いている最中にメールを見る時はカバーディスプレイだけで十分だが、メールに書かれた住所を調べるなら内側の大画面を使えば地図も見やすいだろう。カバーディスプレイと内側のメインディスプレイの行き来はとてもスムーズであるとのこと。
内側の画面は、最大で3つのアプリを同時に起動できる。例えば、YouTubeで動画を見ながらネットで調べごとをしたり、メッセージアプリで家族や友人とコミュニケーションができる。
もちろん、この画面を使えば大迫力の映像を楽しむことができる。7.3インチの画面はスマートフォンとしてはとても巨大。映画も楽しめるほど大きいため、出先で暇になった時は映画やYouTube動画を見るのもアリかも。
内蔵カメラレンズは全部で6つ。本体背面にトリプルレンズカメラ(超広角+広角+望遠)、前面にデュアルレンズカメラ(広角+RGB Depth)、そしてカバーディスプレイ側にシングルカメラが搭載されている。トリプルレンズカメラを使えば、美しい写真を撮影できるという。
RAM容量は12GB。ストレージ容量は512GB (UFS 3.0) になっており、メモリーカードスロットは用意されていない。バッテリー容量は4,380mAh、搭載OSは 「Android 9.0 (Pie)」 だ。
「Galaxy Fold」 の価格は1,980ドル(約218,000円)、発売は2019年4月26日。カラーラインナップはコスモブラック / マーシャングリーン / スペースシルバー / アストロブルーの全4色。LTEモデルと5Gモデルの2種類が用意されているという。
Galaxy Fold | |
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ディスプレイ | Infinity Flex Display (メインディスプレイ) 7.3インチ QXGA+ Dynamic AMOLED 画面比率 4.2 : 3 |
Cover Display (カバーディスプレイ) 4.6インチ HD+ Super AMOLED 画面比率 21:9 |
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背面カメラ |
トリプルレンズ |
前面カメラ | デュアルレンズ 10MP セルフィー (F2.2) 8MP RGB深度カメラ (F1.9) |
カバーカメラ | シングルレンズ 10MP セルフィー (F2.2) |
プロセッサ | 7nm 64bit Octa-core |
RAM + ROM | 12GB + 512GB |
外部ストレージ | なし |
バッテリー容量 | 4,380mAh |
ワイヤレス充電 | ◯ |
OS | Android 9.0 |
カラー | コスモブラック / マーシャングリーン / スペースシルバー / アストロブルー |
価格 | 1,980ドル(約218,000円) |
発売日 | 2019年4月26日 |