次期iPad Proは、iPhoneと同じ道を辿り、イヤホンジャックが廃止されてしまうかもしれない。
TwitterユーザーのCoinCoin氏は、「次期iPad Proの厚さはわずか5.9mmであるため、イヤホンジャックを搭載するスペースが存在しない」と発言。このことから、同端子が廃止されるのではないかという噂が出てきているようだ。MacRumorsが報じた。
次期iPad Proはイヤホンジャック廃止か
この噂は、リーク情報で定評のある/Leaksが先日公開したばかりの情報と一致するところがある。
/Leaksは現地時間10月13日、次期iPadに関するデータを公開した。主に端末サイズに関するものだが、その他にもある程度の仕様やデザインが分かるものになっている。
これらのデータから分かることは非常に多い。上記画像は新型12.9インチモデルのものだが、ホームボタンが廃止され画面が端末いっぱいに広がる”ベゼルレス”デザインになるという。
注目したいのは画面上部。「iPhone X/XS」のようなノッチが存在しないことがお分りいただけるだろう。
次期iPad Proはホームボタンの代わりにTrueDepthカメラが搭載され、顔認証が可能になるとみられているが、端末サイズが大きいためベゼル内に各センサーを隠す十分な面積があることから、不恰好なノッチを用意する必要がない。おかげで、次期iPad Proは一枚のディスプレイだけで作られたタブレットのようにも見える。
また、側面は全て「iPhone SE」のような角ばったエッジになり、これまでのiPadのデザインからは変更される模様。
そして端末底面にはUSB-Cポートが搭載されるとのこと。これまではLightningポートが搭載されていたが、急速充電と4K映像の出力に対応するためにUSB-Cポートを搭載するものと予想されている。
端末背面には外部アクセサリとの接続ができるSmart Connector(スマートコネクター)が搭載される見込みだが、配置場所が端末下部に移動しており、今までのようにSmart Keyboardを横向きで使うことができず、縦向きで利用するように変更されるようだ。
また、最も気になるのは端末右側に「謎のボタン」が存在するということ。今までSmart Connectorが搭載されていた箇所だが、このボタンが何者なのかは不明。電源のオン・オフやスリープなどに使用するサイドボタンとも予想できるが、果たして此奴の正体は。
ちなみに、「Wi-Fi + Cellularモデル」の場合は上下にアンテナバンドが設けられる予定。マイクは端末上部に搭載されるが、中央からややズレた場所に配置されるようだ。
端末サイズは以下の通り。11インチモデルは高さ247.64mm× 幅178.52mm、12.9インチモデルは高さ280.66mm×幅215.00mm。ベゼル幅は6mm。
2017年モデル (旧) | 2018年モデル (新) | ||
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モデル | 端末サイズ | モデル | 端末サイズ |
12.9インチ | 305.7 × 220.6mm | 12.9インチ | 280.66 × 215.00mm |
10.5インチ | 174.1 × 250.6mm | 11インチ | 247.64 × 178.52mm |
11インチモデルは12.9インチモデルとほぼ同じ仕様か
11インチモデルに関しては、画面が10.5インチから11インチに大型化することから、端末サイズは10.5インチモデルから変わらず。また、12.9インチモデルに関しては画面サイズに変更はなく、端末サイズだけが小さくなる模様。使い勝手が向上しそうだ。
そして端末の厚みは最薄5.9mmになる模様。これはイヤホンジャックを犠牲にすることによって実現する見通しで、先にイヤホンジャックを廃止したiPhoneと同じ道をiPadも辿ってしまう可能性が高い。ちなみに、先日には厚みが5.86mmという情報も出ていたが、これはおそらく11インチモデルを指しており、12.9インチモデルはもう少しだけ厚みがある可能性がある。
Appleは今月下旬あるいは来月上旬に新製品発表イベントを開催すると噂されているが、その日程についてはまだ正式発表はない。ちなみに同イベントでは新型iPad Proの他に、新型MacBookなどの各種新製品がお披露目になるとみられている。