Appleは今秋、MacBook Airに変わる新型モデル「13インチ型MacBook」を発売すると噂されているが、同モデルにはIntel製のモバイル向け第8世代プロセッサ「Cannon Lake」ではなく、「Kaby Lake Refresh」が搭載される予定であることがわかった。台湾のEconomic Daily Newsが報じている。
同メディアによると、噂の13インチMacBookは2018年秋にリリースされる予定で、当初は同モデルに次世代プロセッサの「Cannon Lake(10nmプロセス)」が搭載される予定であったという。
しかし、この新型プロセッサは歩留まりが想定以上に悪いことから、本格出荷が2019年に伸びることがIntelから発表されている。Appleはこれを受けて、Cannon Lakeプロセッサの搭載を諦め、代わりに14nm+プロセスの「Coffee Lake Refresh」を搭載することを決めたとのことだ。
この「Coffee Lake Refresh」は、Cannon Lakeプロセッサの投入が遅れることが濃厚になったことから急遽作られた中継ぎ的な存在。いわば次世代モデルの登場までの時間稼ぎ用とも言える。
Appleはもともと次世代プロセッサ「Cannon Lake」の搭載を検討していたとのことだが、出荷延期のため同プロセッサを搭載するには少なくとも2019年まで新型MacBookの製造を待つ必要が出てきた。流石のAppleも来年まで新型モデルを出さずにはいられないため、半ば仕方なく搭載プロセッサを変更した可能性がある。
当然ながら、Kaby Lake RefreshはCannon Lakeに比べて性能は低いとみられる。おそらく、この事実を変えることは難しいだろうが、しかしながらそこまでガッカリする必要もないだろう。
というのも、13インチMacBookはMacBook Airを置き換える存在であると言われており、新たに搭載されるプロセッサは少なくともMacBook Airに搭載されているプロセッサよりも高い性能を持っているとみられるからだ。また、画面がRetinaになり画面が見やすくなるなどのアップグレードも行われる予定であるため、これまでMacBook Airを使ってきたユーザーを唸らせる端末になっている可能性が高い。
依然として、この13インチモデルが「MacBook」のラインナップのひとつなのか、それとも「MacBook Air」の新型モデルなのかはハッキリとしないが、確実視されているのはMacBook Proなどのハイエンドモデルに比べて低価格であること。最大の魅力だ。一体、どんな端末に仕上がるのだろうか、今からとても楽しみだ。