今秋リリース予定の「watchOS 5」で、Apple Watchは「Hey Siri」を言わずともSiriに話しかけることができるようになる。これは「WWDC 2018」ですでに発表されている新機能だが、最新のベータ版でようやく同機能が使えるようになった。海外メディア9to5Macが報告している。
腕をあげるだけで即座に「Siri」を起動
新機能の名前は「Raise To Speak」。Apple Watchを着けた腕を上げることでSiriがスタンバイ状態になり、すぐに話しかけることができるようになるという機能。これまでは腕を上げてから音声コマンド「Hey Siri」を言う必要があったが、次期watchOSからは「いつものを注文して。」と言うだけで、よりスムーズな注文が可能になる。
すでにAppleは開発者向けに「watchOS 5 beta」をリリースしているが、この機能は利用することができなかった。しかし、最新のベータ版において同機能が利用できるようになっているとのこと。
「Raise To Speak」を利用する場合、設定が必要だ。有効化するには「Watch」アプリの「設定」>「一般」>「Siri」に移動し「Raise To Speak」から。iPhoneやwatchOSの最新ベータ版を入れる必要がある。最新のベータ版はiOSが「iOS 12 beta 2」、watchOSが「watchOS 5 beta 2」だ。
ちなみに、この機能は現時点では全ユーザーが利用できるわけではなく、順次アンロックされているとのこと。一部のユーザーは依然として利用することができないようなので、もし該当する場合は数日待ってみるといいかもしれない。
【新機能まとめ】「watchOS 5」が正式発表 新ワークアウトやトランシーバー機能の追加など
現地時間6月4日、Appleは米サンノゼで開発者向けイベント「WWDC 2018」を開催している。初日の基調講演では「iOS 12」を始めとした次期OSが発表されているが、「Apple Watch」用の次期OS「watchOS 5」が正式に...
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