「iOS 11」のメッセージアプリにiPhoneをクラッシュさせる不具合再び 特定の文字を受信するとメッセージアプリを開くことができなくなる

昨年秋にリリースされてから多数の不具合が報告されている「iOS 11」。リリース以降、度重なるアップデートによって徐々にバグが修正されてきているが、同OSにはまだまだ多くの不具合が存在するようだ。

現在、正式版としては最新のiOSとなる「iOS 11.2.5」のメッセージアプリには、特定の文字を受信することで、iPhoneがクラッシュしてしまう不具合があるとのこと。イタリアのブログMobile Worldが発見した。

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テルグ文字を受信するとメッセージアプリが開けない状態に

この不具合は、「メッセージ」アプリでテルグ文字(インドの言語)を受信することで起こる現象で、おそらくiOSの不具合であると予想される。これが起こると、「メッセージ」アプリを開くことができなくなってしまうとのこと。

「メッセージ」アプリを再度開くには、テルグ文字を送ったユーザーとは別のユーザーからテルグ文字以外の言語を使ったメッセージを送ってもらい、そこから原因のメッセージスレッドを削除する必要がある。現時点ではこれが唯一の解決策とみられる。

同不具合は「iOS 11.3」のパブリックベータ版では起きていないため、少なくとも今春にリリース予定の「iOS 11.3」で修正されることが予想される。

「iOS 11」が受信メッセージによってクラッシュする不具合は、今回が初めてのものではなく、先日には特定のURLを開くことでiPhoneがフリーズ・クラッシュする「chaiOS」が発見されていた。この不具合は「iOS 11.2.5」で、すでに修正されているものの、今回の不具合の発見からも、やはりAppleはOSの完成度を高めることに注力するべきだろう。

「iOS 11」はリリースされて以降、多数の不具合が見つかっていることから、OSの完成度の低さが指摘されている。この現状を解決するために、AppleはiOSの開発方針を変更し、新機能の開発スパンを1年から2年に変更したと伝えられている。現OSに存在する不安定な箇所を修正し、OSの完成度を高めることに集中するとみられる。

今年6月に開催される開発者向けイベント「WWDC 2018」で、Appleは次期iOSを発表することが予想されている。もちろん、新機能もいくつか発表されるだろうが、今年の新OSは例年に比べて少々物足りなさを感じることになるかもしれない。

【追記】
https://corriente.jp/telugu-crash-macos-watchos/

Apple、テルグ文字によるクラッシュバグを次回のiOS/macOS/watchOS/tvOSアップデートで修正へ
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[ via The Verge ]

iOS 11
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