
米Sonosは9月2日、新型サウンドバー「Sonos Beam Ultra」を発表した。9基のドライバーを搭載し、サウンドバー1台で7.1.2chのDolby Atmos再生に対応する。国内では9月25日に先行予約を開始し、10月9日に発売する。価格は99,800円(税込)。
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上向きスピーカーを新搭載。9基のドライバーで7.1.2chの立体音響を再生

Sonosのサウンドバー製品群では、コンパクトな「Sonos Ray」に加えて「Sonos Beam」「Sonos Arc Ultra」を展開している。今回発表された「Sonos Beam Ultra」は、その中間モデルに位置する「Beam」シリーズに属する新モデルだ。
Beamシリーズのコンパクトなサイズを維持しながら、より本格的な立体音響を楽しめるようにしたモデルで、テレビ視聴だけでなく、PCゲームやゲーム機を含む幅広い用途を想定している。
本体サイズは幅750×奥行き105×高さ65mm、重量は2.88kg。テレビの下はもちろん、PCモニターの下などデスクトップ環境にも設置しやすいサイズに収めている。カラーはブラックとホワイトの2色を用意する。


「Beam Ultra」には、従来モデルから4基増えた計9基のカスタムドライバーを搭載する。5基のツイーターと4基の薄型ウーファーで構成され、それぞれを9基のクラスDデジタルアンプで駆動する。
ツイーターは、正面中央に前向きのミッドツイーターを1基、左右にホーンロード型のミッドツイーターを1基ずつ配置。中央のセリフやボーカルを安定して再生しながら、左右に音を広げてステレオの広がりを作る。
さらに、Beamシリーズとして初めて、上向きのツイーターを2基搭載した。天井へ向けて音を放射し、反射音を利用して高さ方向の音を表現する。
そして、4基の薄型ウーファーは低音域を担当する。映画の爆発音やゲームの効果音などをしっかり再生しながら、65mmという薄型の筐体に収めている。
こうした構成によって、7.1.2ch Dolby Atmosの立体音響を再生する。ゲームでは爆発音や車の移動音、頭上から降る雨の音など、左右だけでなく上下方向に広がる音も表現できるという。
なお、音響設計とチューニングには、映画や音楽の制作に携わるクリエイター集団「Sonos Soundboard」が参加しているとのことだ。

セリフやナレーションを聞き取りやすくする機能も用意した。センターチャネルを再設計したほか、AIで人の声を検知して会話を強調する「AIスピーチエンハンスメント」を搭載。効果はSonosアプリから4段階で調整できる。
夜間に音量を抑えながら小さな音を聞き取りやすくする「ナイトサウンド」や、部屋の反射音を測定して音響特性を調整する「Trueplay」にも対応する。なお、TrueplayはiOSとAndroidの両方で利用できる。
背面にはテレビ接続用のHDMI eARC/ARC端子を搭載する。専用ケーブルが付属し、通信機能としてWi-Fi 6(2.4GHz/5GHz)とBluetooth 5.3にも対応する。Appleの「AirPlay 2」にも対応しており、iPhoneやiPadから音楽などをワイヤレスで再生できる。
USB-C端子も新たに搭載した。別売りの「Sonosラインインアダプター」を接続すれば、PCやゲーム機、ターンテーブルなどの外部機器からアナログ音声を入力できる。また、別売りの「Sonosコンボアダプター」を使うことで、USB-C端子から有線LANへ変換してルーターに接続することも可能だ。
背面にはマイクの物理スイッチも搭載。音声コントロール用マイクの通電を完全に遮断できる。
本体天面にはタッチコントロールを配置し、再生・一時停止、曲送り、グループ化などを操作できる。Bluetooth機器をスマートフォンなしで接続できる独立した「Bluetooth物理ボタン」も備える。
設置方法としては、テレビ台の上に据え置きするほか、別売りの「Beam Ultra Wall Mount」による壁掛けにも対応する。壁との隙間を抑えて固定するフラッシュマウント方式で、テレビ周りをすっきりさせたい場合に加えて、PCモニターの下に設置する場合にも利用できる。
「Move 2」などをリアスピーカーに。USB-CでPCやゲーム機にも接続可能

Sonosといえば、複数のスピーカーを組み合わせてシステムを拡張できる柔軟性も魅力のひとつ。「Beam Ultra」も、Sonos製スピーカーを追加してサラウンド環境を構築でき、「Sonos Sub」を組み合わせれば低音を強化することもできる。
また、同日に発表された新OS「Sonos 27」に盛り込まれた新機能「Portable Surrounds(ポータブルサラウンド)」をサポートし、別売りのポータブルスピーカーを移動させたとしてもサラウンド環境を自動的に構成できるように。
たとえば「Move 2」をテレビの後ろやソファの左右に置くと、システムがスピーカーの位置を自動的に検出してサラウンド環境を構築する。アプリを使って、その都度スピーカーの位置を測定する必要はない。
映画やゲームを楽しみ終えた後は、「Move 2」を元の部屋に戻すだけでサラウンド構成が解除され、通常のポータブルスピーカーとして使えるようになる。

「Sonos 27」では、新しいコントロールアプリも提供する。スマートフォンの画面上に表示されたダイヤルを指で回すように音量を調整できる「バーチャルボリューム」や、スマートフォンのロックを解除せずに操作できる「ロック画面コントロール」を利用できる。
また、Wi-Fiの状態やスピーカーの接続状況をグラフィカルに確認できる「システムヘルスビュー」も用意する。音質調整機能では、低音・高音・ラウドネスを調整できるほか、3バンドEQまたは可変EQを使って、好みに合わせて音質を細かく調整できる。
「Sonos 27」では、AI関連の機能も強化されている。新しい音声アシスタント「Sonos 27voice」は発売時点では英語のみの対応となるが、日本語を含む各言語への対応を順次進める予定としている。
また、外部AIとの連携として「Model Context Protocol(MCP)」に対応する。ユーザーが選択した外部AIエージェントとSonosのシステムを接続し、音声コマンドから外部AIの機能を呼び出して再生システムを操作できるように。今後は、「夜になったら音量を下げる」といった時間帯に応じたスケジュール制御にも対応する予定だ。


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(画像提供:Sonos)


