
株式会社ポケモンは9月1日、都内で報道関係者向けのイベント「ポケモン30周年、ねむる発表会」を開催した。
本イベントは、「ねむる」をもっと楽しくすることをテーマに、秋の睡眠健康週間や9月3日の「ぐっすりの日」に向けて開催された。

イベントのなかでは、睡眠をより楽しむための各種新企画や共同事業、最新の調査結果が、同社代表取締役COOの宇都宮崇人氏から発表された。
当日は、共同事業を展開する株式会社Morght(NELL)の土井代表取締役CEO土井皓貴氏や、Googleのマネジングディレクター菅野圭吾氏も登壇。さらに、ゲストとして本郷奏多さん、松村沙友理さん、お笑いコンビのバッテリィズが登壇したほか、カビゴンやナイトキャップ姿のピカチュウも姿を見せ、会場を盛り上げた。
『Pokémon Sleep』ユーザーのデータから全国の睡眠事情を分析。宮崎県が睡眠ランキング1位に

発表会では、睡眠ゲームアプリ『Pokémon Sleep』のユーザーから得られた睡眠データをもとに、47都道府県の睡眠状況を分析した「全国睡眠県グランプリ」の結果が公表された。
最も理想的な睡眠が取れている都道府県の第1位には、宮崎県が選ばれた。宮崎県の平均睡眠時間は7時間26分で、日中に太陽光を浴び、寝る前のスマートフォン操作や音楽鑑賞を控えるなど、質の高い睡眠に適した生活習慣が定着していることが分かった。第2位は新潟県、第3位は徳島県が続いた。

上位に入った地域の共通点として、平日の早寝早起き習慣が身についており、平日と週末の睡眠時間のズレが少ない状態が維持されていることが確認されたという。
本調査の監修を務めた筑波大学の柳沢正史教授は、地域ごとの生活様式が睡眠傾向に反映されていると指摘した上で、同アプリのように眠ること自体に楽しみを見出すアプローチの有効性に期待を寄せた。
NELLと共同開発した「コイル」だらけの寝具。北海道にはモンスターボールをイメージしたホテルも

イベントでは、睡眠環境を豊かにするタイアップ企画が相次いで紹介された。
寝具ブランド「NELL」を提供するMorghtとの提携では、同ブランドのマットレスの根幹を支える「ポケットコイル」の数(1,734個)にちなみ、ポケモンの「コイル」をモチーフにした寝具「NELL コイルコレクション」を展開する。大量のコイルが描かれたベッドシーツや布団カバー、枕カバー、ルームウェアのセットが用意された。


大人の寝室にも馴染む落ち着いた色合いに仕上げつつ、抗菌・防臭加工やシワになりにくい機能性も備えている。同製品は、9月1日12時からNELL公式サイトで先行販売が開始され、9月7日に一般販売が始まる。

Googleとの取り組みとしては、先月発表されたスマートウォッチ「Google Fitbit Air」の『Pokémon Sleep』限定モデルが改めて披露された。
「Google Fitbit Air」は、睡眠や運動などのデータを記録することに特化した健康トラッカー。ディスプレイを搭載せず、軽量で24時間365日身につけやすい設計としている。今回の限定モデルでは、スマートフォン向け睡眠ゲーム『Pokémon Sleep』と連携。毎日の睡眠記録を健康管理に役立てながら、ゲーム内でポケモンを集められる。

ストラップは『Pokémon Sleep』の世界観から着想を得た「Sleepy Blue」カラーを採用。柔らかなブルーを基調とし、「すやすやねむるピカチュウ」のシルクプリントラベルをあしらった。
8月21日の予約開始以降、想定を超える反響を集めており、9月15日にGoogleストアなどで発売される。同アプリ内で使えるコンテンツの追加も予定されているほか、9月14日からはGoogle Play Pointsのプラチナメンバーを対象に、同限定モデルなどが当たるプレゼントキャンペーンも実施される。

このほか、2026年9月にはモンスターボールの中で眠るような宿泊体験ができるホテル「Poké Ball-Themed Hotel」が北海道で始動する。SNSキャンペーンも予定されており、詳細が9月15日に発表される予定だ。
松村沙友理が語った育児と『Pokémon Sleep』

発表会の後半では、ポケモンを愛する豪華ゲスト陣によるトークセッションが行われた。登壇したのは、俳優の本郷奏多さん、タレントの松村沙友理さん、そしてお笑いコンビ・バッテリィズのエースさんと寺家さんの4名だ。
ゲストはそれぞれ、テーマである「睡眠」を意識したリラックス感のある装いで登場。本郷さんは幻のポケモン「ミュウ」をイメージしたピンク色の衣装を身にまとい、松村さんはピカチュウをイメージした黄色系の柔らかいワンピースで登場。普段は漫才用のオレンジ色のスーツが定着しているバッテリィズの2人も、この日は動きやすくゆったりとした寝巻き風の衣装でステージに立った。

トークでは、30周年を前にこれまでのヘルスケアの歴史を振り返る年表を見ながら、それぞれのポケモンにまつわる思い出が語られた。
現在36歳の本郷さんは、1996年発売の初代『ポケットモンスター 赤』からの生粋のプレイヤーだ。誕生日にもらって以来、ほぼすべてのゲームシリーズを遊んできたと熱を込めた。

同じく『ポケットモンスター 赤・緑』世代の松村さんは、当時は姉と『ポケットモンスター 緑』を一緒に遊んでいたと明かした。学校でも大ブームが起きており、友達と通信や対戦を重ねて最初の151匹をすべて集めたという。
今年女の子を出産したことを報告した松村さんは、育児で慌ただしくなったことで一時期『Pokémon Sleep』を休んでいたものの、最近になって再開したと話した。夜泣きの対応は体力的にツラい瞬間もあるが、朝起きてアプリの録音機能を確認すると、夜間の「赤ちゃんの声」が残っており、しんどい時間が愛おしく幸せな時間に変わったと笑みをこぼした。

バッテリィズの2人もそれぞれ深い思い入れを示した。36歳の寺家さんは、小学校2年生のクリスマスにもらった『ポケットモンスター 赤』が人生で最初の記憶だと語り、セーブ(レポート)の仕方が分からずに最初の部屋を30分間さまよい続けたという初期ならではの失敗談を披露した。現在は4歳になる自身の子どももポケモンに夢中になっているという。
本郷奏多、松村沙友理、バッテリィズが「睡眠」や「夢」について語る
トークセッションでは、発表された「全国睡眠県グランプリ」の調査結果をもとに、自身の睡眠習慣についても議論が及んだ。
日頃から睡眠環境にこだわっている本郷さんは、寝室を完全な遮光状態にして眠るようにしていると明かした。大阪府出身のバッテリィズは、大阪が「夜型アクティブスタイル(平日に夜更かししがちで、週末との睡眠時間のズレが大きい)」と分析された結果に対し、強く納得した様子を見せた。大阪の人はせっかちで好奇心旺盛、日中の活動量が多いため、週末に一気に眠る傾向があるのではと分析し、生活リズムを整える大切さを語り合った。

イベントの終盤には、巨大なモンスターボール型の「ポケモンガチャ」から引き当てたお題についてフリップトークが行われた。本郷さんは、「今年中に叶えたい夢」のお題に対して「甥っ子とのポケモンバトルで勝ちたい」とコメント。

松村さんは「睡眠に関する悩みごとは?」のお題に対して「ぐっすり眠りづらい」ことを挙げた。娘の様子を確認するため夜中に起きることが多く、深く眠れている時間が少ないことも判明。現在は、アロマを取り入れたり、目元を温めたりしながら、睡眠の質の改善に取り組んでいるという。
最後にゲスト陣は「眠ることは本来とても楽しいこと。『Pokémon Sleep』を入り口に、自分の睡眠や家族の睡眠について改めて考えるキッカケにしてほしい」と締めくくり、睡眠の大切さを呼びかけた。
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