
Metaは米国時間6月16日、同社が手がけるソーシャルメディア「Threads」の月間アクティブアカウント数(MAU)が5億を突破したと発表した。あわせて、これまで米国で提供していた「コミュニティ機能」を日本、韓国、台湾にも展開する。Threadsは2026年7月上旬にサービス開始から3周年を迎えるが、利用者数だけでなく利用時間やエンゲージメントも拡大を続けているという。
Metaによると、アジア太平洋地域では利用時間が大きく伸びており、韓国では前年比80%、日本では130%を超える成長を記録した。会話を中心としたオープンなSNSとして利用が広がるなか、共通の興味や関心を持つ利用者同士を結びつける仕組みとしてコミュニティ機能を本格展開する。
共通の興味関心でつながる新機能、日本向けコミュニティも多数追加

コミュニティ機能は、特定のテーマについて利用者同士が交流できる公開スペースだ。Threadsで従来提供してきたトピックタグやカスタムフィードを発展させたもので、スポーツやテレビ番組、読書、音楽など人気の話題ごとに参加できる。
Threadsでは近年、特定ジャンルについて情報交換したり、専門知識を共有したりする投稿が増えている。こうした利用実態を受け、関心分野ごとに会話を集約しやすくする目的でコミュニティ機能が整備された。
日本向けの展開では、「ねこのいる暮らし」「育児」「カフェ」といった生活関連のテーマに加え、国内アーティストやプロ野球チームなど、日本の利用者に人気の高い話題をもとにしたコミュニティを多数用意する。
コミュニティは関連キーワードで検索できるほか、投稿に付与されたコミュニティ名をタップして参加することも可能だ。参加するとプロフィール上に表示され、どのような興味関心を持っているのか他の利用者にも分かるようになる。
また、コミュニティ画面上から直接投稿できるほか、新規投稿時に参加中のコミュニティを選択して発信することもできる。参加や退会はいつでも行える。
コミュニティによっては独自の演出も用意される。投稿に「いいね!」を付けると、そのコミュニティ専用の絵文字が表示される場合があるほか、継続的な投稿や返信で会話を活性化した利用者には「コミュニティチャンピオン」のバッジが付与される。
さらに、一部コミュニティでは「フレア」機能も利用できる。例えばNBA関連のコミュニティであれば応援チームを表示できるなど、自身の立場や関心を表現する用途を想定している。フレアはコミュニティチャンピオンが設定でき、投稿にも表示される。
利用者の要望を反映、ライブチャット機能も拡大へ

Metaはコミュニティ機能について、2025年10月に米国でベータ版を公開して以来、Threadsの中でも特に成長の速い機能のひとつになったとしている。そのため正式提供に合わせて、利用者からの要望が多かった機能改善も実施した。
新たに追加された主な機能は以下の通り。
- コミュニティハブ:メインメニューからコミュニティへ素早くアクセス可能
- コミュニティアイコン:各コミュニティを視覚的に識別
- コミュニティの進捗表示:コミュニティ化を目指すトピックの状況を確認可能
- コミュニティチャンピオンの拡充:対象利用者を拡大
また、今年4月から米国の一部コミュニティ向けに試験提供していたライブチャット機能も、今後は日本を含むより多くのコミュニティへ展開する予定だ。
ライブチャットは公開型のグループチャットに近い仕組みで、スポーツ大会の開催中や人気アーティストの新アルバム配信時など、多くの利用者が同じ話題についてリアルタイムで会話を楽しめる場として活用される。
月間アクティブアカウント数5億突破は、ThreadsがMetaのSNS群のなかで存在感を高めていることを示す節目となる。コミュニティ機能やライブチャット機能の拡充によって、単なる短文投稿サービスから、興味関心ごとの交流を深めるプラットフォームへと進化を進める考えだ。
(画像提供:Meta)


