中国発のAI音声デバイス 「viaim」 日本上陸。AIイヤホン・USBレコーダーが発売へ

中国発のAI音声デバイスブランド「viaim(ヴィエイム)」が、AI搭載イヤホン「RecDot(レックドット)」とUSB型AIレコーダー「NoteKit(ノートキット)」を日本市場に投入する。

本日5月20日10時より、応援購入プラットフォーム「Makuake」にて先行販売を開始する。なお、viaimが日本市場で製品を展開するのは今回が初。

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AI搭載の次世代スマートイヤホン「RecDot」

(画像:viaim)

「RecDot」は、通話や会議の音声をワンタッチで録音し、自動で文字起こし、翻訳、要約を行うAIスマートイヤホン。見た目は一般的な完全ワイヤレスイヤホンだが、ケースにマイクが内蔵されており、いつでもどこでも録音を開始することが可能だ。

録音は、イヤホンを摘むかケース上のボタンを押すだけで開始できる。マイクは最大7mの集音性能を持っているため、30人前後が入る広さの部屋でも議事録やインタビュー音声を録音することが可能だ。

また、ノイズキャンセリング(-48dB)と4マイク通話ノイズ除去技術により、騒がしい環境でもクリアな通話品質を実現した。なお、イヤホンは、最大36時間のバッテリー駆動時間が可能。ビジネスシーンだけでなく、音楽の視聴用途でも活用できる。

さらに、RecDotは文字起こし・翻訳画面の共有機能を搭載しており、最大300人まで同時に共有可能。スマートフォンやPCからQRコードやURL経由で専用の画面にアクセスすることで、文字起こし・翻訳された内容をリアルタイムで閲覧できる。

また、メディア再生の字幕起こし機能も備えているため、スマートフォンやPCで再生中の動画・音声から文字起こし・翻訳し、リアルタイムで字幕として表示できる。

対応言語は、文字起こしが16言語、翻訳が15言語。日本語、英語(共通・アメリカ英語・イギリス英語)、中国語(簡体字・繁体字)、韓国語、スペイン語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、ロシア語、アラビア語、タイ語、マレー語、ポーランド語、ベトナム語、オランダ語に対応している(広東語は文字起こしのみ対応)。

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PCユーザー向けのUSB型AIレコーダー「NoteKit」

(画像:viaim)

「NoteKit」は、PCのUSBポートに接続するだけで使用できるUSB型AIレコーダーだ。オンライン会議や対面会議中の音声を録音し、文字起こし、翻訳、要約が利用できる。最大5mの集音性能と話者識別機能を備える。

ZoomやTeamsといった主要なオンライン会議ツールにも対応しているため、PC作業が中心のビジネスパーソンの業務効率を向上させることが可能。専用アプリを通じて、RecDotとNoteKitの両方で取得した記録データを一元管理できる点も利便性が高い。

対応言語はRecDotと同様。なお、viaimは両製品の運用サーバーとして、日本国内のAmazon AWSを利用する予定で、安心して利用できる環境とセキュリティ体制を実現するとしている。

サブスクリプション

RecDotおよびNoteKitの購入者には、月600分まで文字起こしが利用できるBasicプランが標準搭載される。

さらに、利用ニーズに応じて、毎月1800分のテキスト化が可能なProプラン(月額1,500円または年額12,000円)や、時間無制限のUltraプラン(月額3,000円または年額22,000円)を設定可能。

RecDotとNoteKitのアカウントを同期する場合、2つの端末で合計月600分の利用時間となる点には注意が必要だ。

Makuakeでの先行販売

RecDotとNoteKitは、Makuakeにて日本初上陸の応援購入プロジェクトとして展開される。実施期間は2025年5月20日から7月30日までで、Makuake限定の特別割引価格が用意されており、早期購入者向けの割引など複数プランがある。一般販売価格は、RecDotが34,800円、NoteKitが13,800円 (どちらも税込)。

viaimは、「働き方の未来」をかたちにするブランドとして、AIの力を自然に使いこなせる社会の実現を目指している。RecDotとNoteKitは、そのビジョンを体現する製品であり、ビジネスシーンだけでなく、個人的な学習や記録にも役立ってくれるはずだ。中国市場で実績を上げたこれらのデバイスが、日本のテック市場においてどのような評価を得るのか注目したい。

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