
Nothingのサブブランドとして展開されているCMFが、最新の完全ワイヤレスイヤホン 「CMF Buds 2」 を正式に発表した。公式発表は4月28日を予定していたものの、それに先駆けてティーザー動画と製品ページが公開され、注目を集めている。
完全ワイヤレスイヤホン 「CMF Buds 2」 正式発表

「CMF Buds 2」 は、特徴的なデザインと先進的な音響機能をバランスよく備えながら、価格はわずか59ドルと非常に手ごろ。初代CMF Budsから大きく進化を遂げたこのモデルは、エントリーモデルの枠にとどまらない完成度を誇る。

デザイン面では、Nothingらしい透明感のある仕上がりが際立つ。ケースには従来のスクエアフォルムを踏襲しつつ、アイコン的存在である 「スマートダイヤル」 が新たに透明仕様となって再登場したかたち。
このダイヤルは回転による操作だけでなく、ボタンとしての機能も兼ね備えており、ユーザーはNothing Xアプリを通じてその動作を自由にカスタマイズできる。加えて、ダイヤル部分には2つの円形のくり抜きが設けられており、現時点ではその具体的な役割は明かされていないものの、デザイン上のアクセントとして印象的な要素となっている。

カラーバリエーションはライトグリーン、オレンジ、ダークグレーの3色展開。CMFらしいポップさとシンプルさを兼ね備えた配色となっている。

音響面では、11mmのPMIダイナミックドライバーを搭載。音響専門企業Diracのチューニングを実施。独自のUltra Bass Technology 2.0に加え、HRTF (頭部伝達関数) ベースの空間オーディオにも対応しており、没入感の高いリスニング体験が可能だ。
アクティブノイズキャンセリング (ANC) 機能は、最大48dBまで対応するハイブリッド方式を採用 (先代は42dB)。また、環境適応型ANCも備えた。
さらに、通話性能も強化されており、Clear Voice Technology 3.0やWind Noise Reduction 3.0が実装され、騒がしい環境でもクリアな通話品質を確保してくれる。

CMF Buds 2はBluetooth 5.4への対応に加え、Google Fast PairおよびMicrosoft Swift Pairにも対応し、マルチポイント接続によって複数のデバイスをスムーズに切り替えることができる。IP55の防塵・防水性能も備えており、スポーツや通勤・通学など、あらゆるシーンで安心して使用できる仕様だ。
バッテリー駆動時間は、イヤホン単体で最大13.5時間、ケース併用で最大55時間の連続再生が可能。ANCをオンにした状態でも、イヤホン単体で最大7.5時間、ケース併用で最大32時間と、日常使用において十分な駆動時間となっている。フル充電にかかる時間は約93分だ。
加えて、ChatGPTによるAIアシスタント機能も内蔵されており、Nothing Xアプリとの連携を通じて、音声による質問や操作も可能だ。
製品名 | CMF Buds 2 |
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ブランド | CMF by Nothing |
発表予定日 | 2025年4月28日 |
出荷予定 | 2025年4月16日 (米国) |
価格 | 59ドル (約8,900円前後) |
カラー展開 | ・ライトグリーン ・オレンジ ・ダークグレー |
ドライバー | 11mm PMIダイナミックドライバー |
空間オーディオ | ◯ (HRTFベース) |
Ultra Bass Tech 2.0 | ◯ |
ANC | ・ANC:最大48dB対応 ・環境適応型ANC |
Bluetooth | 5.4 |
ペアリング | ・Google Fast Pair ・Microsoft Swift Pair対応 |
マルチポイント接続 | ◯ |
防水・防塵性能 | IP55 (軽い雨や汗に対応) |
バッテリー駆動時間 | 【通常時】 イヤホン単体:最大13.5時間 ケース込み:最大55時間 【ANCオン時】 イヤホン単体:最大7.5時間 ケース込み:最大32時間 |
充電時間 | 約93分でフル充電 |
AIアシスタント機能 | ChatGPT内蔵 (Nothing Xアプリ経由で操作可) |
日本での展開 | 未発表(今後の情報待ち) |
価格は59ドルで、米国ではすでに注文受付が始まっており、4月16日から順次出荷が予定されている。日本国内における展開や価格については現時点では未発表。続報に期待だ。
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(画像:Nothing)