Apple、2025年第1四半期決算を発表。iPhone低調も日本市場は好調、依然として中国市場では苦戦が続く

現地時間1月30日、Appleは2025年第1四半期 (2024年10~12月期) の決算発表を行った。

同四半期の売上高は1243億ドル (約19兆1904億円) で、前年同期比4%増。純利益は363億3000万ドルで前年同期比7.1%増。1株あたり利益は0.97ドル。参考情報として、昨年同期 (2024年第1四半期) の売上は1195億7500万ドル、純利益は339億1600万ドルだった。

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iPhone売上は低調、Apple Intelligence対応も購買の後押しには繋がらず

各製品の売上高、会社全体の売上高・純利益 (および増減) は以下表のとおり。

総売上高1243億ドル (+4.0%)
純利益363億3000万ドル (+7.1%)
 売上高
iPhone691億3800万ドル (-0.8%)
Mac89億8700万ドル (+15.5%)
iPad80億8800ドル (+15.2%)
Wearable & Home117億4700万ドル (-1.7%)
Service263億4000万ドル (+13.9%)
地域売上高
アメリカ526億4800万ドル (+4.4%)
ヨーロッパ338億6100万ドル (+11.4%)
中国185億1300万ドル (-11.1%)
日本89億8700万ドル (+15.7%)
アジア太平洋地域102億9100万ドル (+1.3%)

今期の決算は、売上高が前年同期比4%増となりアナリストの予測を下回る結果になった。

売上の半数以上を占めるiPhoneは今期は低調で、前年同期比0.8%減となる691億3800万ドルに。9月に投入されたばかりの新型「iPhone 16」シリーズは、Appleの独自AI技術「Apple Intelligence」向けに設計されたことをアピールしていたが、利用できる地域が英語環境に限られている上に、目玉である機能の一部がまだ提供されていないことから、iPhoneの販売が大きく伸びる要因にはならなかったようだ。

地域別の売上では、中国を除くすべての地域でプラスになった。中国市場では、中国国内のスマートフォンメーカーとの競争に依然として苦戦しており、うまくシェアを伸ばすことができていないようだ。

また、日本においては15.7%増となる89億8700万ドルに。記録的な円安などで一時売上はマイナスとなっていたものの、今回で3期連続でのプラス成長を記録している。

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(画像:Apple)

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