『ポケモン S・V』が歴代シリーズで最高販売本数を記録。28年の歴史で初の快挙

11月18日、株式会社ポケモンは『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』の国内販売本数が830万本を突破し、『ポケットモンスター』シリーズにおいて過去最高の国内販売本数を記録したと発表した。

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『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』国内販売本数がシリーズ過去最高の国内販売本数を記録

『ポケットモンスター 赤・緑』は、シリーズの原点とも呼べる作品だ。1996年2月の発売以来、空前の大ブームを巻き起こした。その後、『ポケットモンスター 金・銀』や『ポケットモンスター ルビー・サファイア』など、続々と後継作品が登場したものの、いずれも『赤・緑』の販売数を超えることはなかった。そのため、『ポケモン S・V』による今回の記録更新は、実に28年ぶりの快挙となる。

『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』の大きな特徴は、シリーズ初のオープンワールド作品となったこと。伝説のポケモン 「コライドン」 「ミライドン」 とともに広大なフィールドを自由に歩き回り、3つのストーリーを自分の好きな順番・タイミングで進めることができる。

ポケモンをゲットして、バトルや育成、交換するといった従来までの醍醐味はそのままに、行き先や進めたいストーリーを選択できる自由度がプラスされたことで、自分だけのプレイスタイルで『ポケットモンスター』の世界を楽しめるようになった。

本作の舞台であるパルデア地方は、そびえ立つ山々や湖、そして荒野や険しい山岳地帯と壮大な大地がひと続きになっている。木々の上や川の中など大自然の至る所にポケモンたちが生息しているほか、農業が盛んな村や活気のある市場がある港町など、様々な場所で人々とポケモンが暮らしている。

主人公がパルデア地方最古の学校に入学するところから物語は始まる。校長であるクラベルから課外授業のテーマとして 「宝探し」 を言い渡され、たくさんのポケモンたちをはじめ、個性豊かな先生や仲間たちに囲まれながら、自分だけの 「宝探し」 の旅に出かけることになる。

ストーリーは大きく分けて3つ用意されている。まず1つ目がバトルが大好きな 「ネモ」 と切磋琢磨しながら各地のジムを巡ってチャンピオンランクを目指す 「チャンピオンロード」 。

ポケモンと共に成長し、戦いで人々を魅了するバトルのプロランク 「チャンピオンランク」 を目指すため、各地にある8つのジムを勝ち抜き、全てのバッジを手に入れて特別なテスト 「チャンピオンテスト」 に合格することが目的となる。

2つ目のストーリーは、料理好きな先輩 「ペパー」 と秘伝スパイスを探す 「レジェンドルート」 。

ペパーはポケモンを元気にする健康料理を研究しており、食べればたちまち元気になるというパルデア地方の珍しい食材 「秘伝スパイス」 を探し求めている。

秘伝スパイスはヌシポケモンと呼ばれる大きくて強いポケモンに守られているため、ポケモンバトルが苦手なペパーに協力し、ヌシポケモンを退けて秘伝スパイスをゲットしていく。

3つ目のストーリーは、学校のトラブルメーカー 「スター団」 に挑む 「スターダスト★ストリート」 。

学校のやんちゃな生徒たちが結成した 「スター団」 は、学校の風紀を乱したり、強引な勧誘をするなど周囲に迷惑をかけており、学校の先生たちも頭を抱えている様子。

スター団にはいくつかの組があり、それぞれの組に統率するボスが一人ずついる。パルデア地方の各地にあるそれぞれのアジトに乗り込み、彼らに立ち向かう。

それぞれのストーリーは好きな順番で進めることができ、たとえば 「チャンピオンロード」 では好きなジムから攻略することができる。気になったジムリーダーから順番に挑むなど、攻略順は自分次第だ。

対応プラットフォームはNintendo Switch。なお、本編に加えて有料DLC『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット ゼロの秘宝』が販売されており、こちらは、のどかな自然が広がる 「キタカミの里」 で思い出に残る林間学校を過ごす 「前編・碧の仮面」 と、アカデミーの姉妹校であり、ポケモンバトルが盛んな 「ブルーベリー学園」 に交換留学をしに行くことになる 「後編・藍の円盤」 を楽しめる。

笑いあり涙あり、たくさんのポケモンと出会えるストーリを楽しむことができる。まだ一度もプレイしたことのない方は、今年の年末年始に『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』を遊んでみてはどうだろうか。

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(画像提供:株式会社ポケモン)

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