visionOS用アプリ 「Persona Anywhere」 。Apple Vision Proを装着した状態で、MacからPersonaでオンライン会議可能に

AkkeyLab株式会社は4月11日、Apple Vision Pro向けアプリ 「Persona Anywhere」 の配信を開始した。

本アプリは、Apple Vision Proを装着した状態でMacからオンライン会議を行う際、Personaが利用できない現在の仕様を解決するためのソリューションアプリだ。同アプリを利用することで、Macでオンライン会議を行う際でも、Personaを使用することができる。

▼ 以下のアプリをApp Storeからダウンロードする
Persona Anywhere
Persona Viewer

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Apple Vision Proを装着した状態でMacからPersonaでオンライン会議に参加できる 「Persona Anywhere」

同アプリを詳しく紹介する前に、「Apple Vision Pro」 や 「Persona」 の基礎的な部分について、すこしだけ簡単に解説しておきたい。

まず、「Apple Vision Pro」 について。こちらはおそらく読者の方であればよくご存知かと思うが、Appleが今年2月に米国で発売した空間コンピューティングデバイスのことだ。まずは米国で先行するかたちで販売を開始しているが、今後販売国を拡大予定であることをAppleは発表しており、日本でも販売予定となっている。

そしてもうひとつのキーワードであるPersonaについてだが、こちらはApple Vision Proで作成できる装着者そっくりの3Dアバターのことだ。

作成するには、Apple Vision Proのヘッドセット外側に内蔵されたカメラを使用し、装着者の顔をスキャンし、アバターを作り出す。

このPersonaは、Apple Vision Proの前面ディスプレイに投影することで、Apple Vision Proを装着している人と、そうでない人のコミュニケーションを円滑にする効果を狙う機能だ。また、ZoomやTeamsといったオンライン会議や、FaceTimeなどのビデオ通話アプリでも使用することができる。

ただし、このPersonaは現状Apple Vision Pro向けに配信されているアプリでしか使用できない。そのためMacの画面をApple Vision Proに投影しながらオンライン会議等に参加する際には、Apple Vision Proを装着した状態をカメラで映し出すことになってしまう。

その解決策となるのが、今回の 「Persona Anywhere」 ということになる。同時に配信開始されたMac向けアプリ 「Persona Viewer」 を併用することで、Macからオンライン会議をするときでもPersonaを表示することが可能になるというわけだ。

仕組みとしては、Apple Vision Proにインストールした 「Persona Anywhere」 がPersonaをMacに転送。そして 「Persona Viewer」 が受信したPersonaのデータをMac上で仮想カメラとして認識する処理を行うことで、通話相手にPersonaを見せることができるというもの。

Macにカメラを接続して利用するソフトウェアであれば、通常のカメラと同様の操作方法でPersonaを利用できるという。

「Persona Anywhere」 は、Apple Vision Pro向けのApp Storeからインストールが可能。「Persona Viewer」 については、Mac向けのApp Storeからインストールが可能だ。まだ日本で発売していない製品なので所有しているユーザーは少ないと思うが、もしApple Vision Proを装着しながらMac経由でオンライン通話をする機会がある方は一度お試しいただければと思う。

なお、両アプリの価格は無料。開発は、東京に本拠を置くAkkeyLab株式会社および福岡県福岡市に本拠を置く合同会社アイネットが共同で行ったとのことだ。

▼ 以下のアプリをApp Storeからダウンロードする
Persona Anywhere
Persona Viewer

(画像:AkkeyLab株式会社/Apple)

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