現地時間6月5日、Appleは開発者向けイベント 「WWDC23」 の基調講演を実施。Apple初のXRデバイスとして、空間コンピュータ 「Apple Vision Pro」 を発表した。
同デバイスは2024年初頭に米国で先行発売し、そのあと2024年内に全世界で発売する予定だが、発売前にアプリケーションの動作テストができる開発者向けラボ施設 「Apple Vision Pro Developer Labs」 が世界数カ所に設置されることがわかった。米VR系テックメディア 「Road to VR」 が伝えている。
Apple Vision Pro Developer Labs to Open This Summer, Locations Here | Road to VR
Vision Pro向けアプリの動作テストができる開発者向けラボ施設が世界数カ所に設置へ
Road to VRによると、この 「Apple Vision Pro Developer Labs」 は発売前の 「Apple Vision Pro」 を使って、アプリが正常に動作するのか事前にテストできる施設になるとのこと。設置されるのは、米国/英国/ドイツ/中国/シンガポール/日本の合計6カ国で、米国はクパチーノ、英国はロンドン、ドイツはミュンヘン、中国は上海、日本は東京に設置される。
この施設は、開発者が実際に訪れるようなものではなく、あくまでAppleがリモートでアプリケーションをデモンストレーションし、実際に動作するのかなどの検証を行う施設になるという。開発者からデモのリクエストを受け付け、Appleの従業員が検証を行う流れになるという。検証したあとには、開発者に対してフィードバックも送られるという。
Appleによると、「Apple Vision Pro」 はiOS/iPadOS向けアプリの場合何もせずとも基本正常に動作するように作られている。また、今月末にはvisionOS SDKが配布され、XcodeもvisionOSに対応し、「Apple Vision Pro」 向けのアプリケーションを開発することができるほか、visionOS向けアプリの3Dコンテンツをプレビューできる新たな 「Reality Composer Pro」 や、部屋のレイアウトや照明の条件をシミュレーションできる 「visionOS Simulator」 も提供される。
「Apple Vision Pro」 は、2024年にまずは2024年初めに米国で販売開始し、2024年末までに米国外でも展開する予定。価格は3,499ドル (約49万円)。詳細はこちらの記事をご覧いただきたい。
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(画像:Apple)